大型の移動式クレーンに特有の事故4種
大型の移動式クレーンに特有の事故4種

大型の移動式クレーンに特有の事故4種

初めて大型の移動式クレーンの操作を行うとき、小型移動式クレーンでは考えられないような事故が起きることがあります。本稿では、そのような事故を4種ご紹介します。免許の実技教習ではあまり教えられないものもあり、小型移動式クレーン運転技能講習の修了者がらさらに移動式クレーン運転士免許を取得したときに留意する必要があります。

※ 平成 8 年 2 月 1 日基発第47号(最終改訂平 30 年 2 月 26日基発 0226 第 1 号)「クレーン構造規格及び移動式クレーン構造規格の適用について」には、「 起伏装置の巻過防止装置については、つり上げ装置の巻過防止装置が故障した場合等でつり上げ装置の巻過ぎによりジブを後方へ転倒させる事故を防止するため、一定のジブ角度に達した時につり上げ装置の動力を遮断し、作動を制動する機能を有することが望ましいこと 」とされており、必ずしも義務とはされていない。

※ 固定式のタワークレーンに対して、移動式ラッフィングタワークレーンと呼ばれる。詳細は後藤普司「建設現場における移動式ラッフィングタワークレーンの安全作業」(建設の施行企画 2005 年 No.04)を参考にして頂きたい。

イ 具体的な事故事例(事故のニュースから) (5)荷の振れを小さくできる(?)ちょっとした工夫
  • アウトリガのジャッキを調整して水平をとるときに、ジャッキダウンの操作で行うのではなくジャッキアップの操作で行う。
  • アウトリガの張り出しとジャッキアップは暖機運転の後ではなく、前に行う。
  • ジブの起こし又は倒しでフックの位置を決めるときは、倒し操作ではなく、起こし操作で調整するようにする。

3 大型の移動式クレーンの災害を防ぐために

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