カノン(パッヘルベル)
カノン(パッヘルベル)

カノン(パッヘルベル)

ヨハン・パッヘルベル (Johann Pachelbel,1653-1706)作曲のカノン (Canon)について、解説とおすすめの名盤レビューをしていきます。 パッヘルベルの『カノン』は、有名なメロディで誰でも知ってい …

1968年ジャン=フランソワ・パイヤールの指揮によりパイヤール室内管弦楽団で録音され、リリースされました。このCDはマックス・ザイフェルトが出版した楽譜にさらにメロディ(オブリガート)を付けたすなどしたもので、テンポもロマン派的に遅めに演奏されています。このLPは非常に人気が出て、ラジオで放送すればリクエストが殺到する状況になりました。その後、いくつかのロックバンドによる「カノン」のアレンジと思われるLPがリリースされ、ヒットチャート1位に輝いたものも出ました。

このバージョンを「パイヤール盤」と呼びます。これはオリジナルとは大分違う曲になっているのですが、パッヘルベルの『カノン』を世界中に広めた功績があるバージョンとなりました。

おすすめの名盤レビュー

それでは、パッヘルベル作曲カノン名盤をレビューしていきましょう。

パイヤール=パイヤール室内管弦楽団 有名なカノンのイメージ通り、「これぞカノン!」の決定版

指揮 ジャン・フランソワ・パイヤール 演奏 パイヤール室内管弦楽団

パイヤール盤のCDです。確かに遅いテンポで今のバロックの演奏ではない表現だと思います。でも、筆者の世代には非常に懐かしい演奏ばかりで、 「これぞカノン」 という演奏です。なるほど、昔、良く聴いていた名曲はパイヤールの演奏だったのか、と初めて知りました。

有名なバロック音楽を聴いて楽しみたい 、ということであれば、現代のリスナー向けに親しみやすい表現で演奏されている名盤だと思います。イ・ムジチの『四季』と同じですね。

パイヤール=パイヤール室内管弦楽団 パッヘルベルとファッシュの器楽曲集

指揮 ジャン=フランソワ・パイヤール 演奏 パイヤール室内管弦楽団

パッヘルベルの『カノン』の後に、パッヘルベルの作品と、ファッシュの作品を録音したアルバムです。演奏は上に書いたパイヤール盤と同じです。

カラヤン=ベルリン・フィル

指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン 演奏 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

カラヤン=ベルリン・フィルの組み合わせで、どこかで聴いたような気がします。多分、BGMなどで良く使われていたのかも知れませんね。艶やかで特にバロック風ではありませんが、パイヤール盤よりもヴィブラートは少な目でテンポは速めです。また、 カノンの後にジーグが入っています 。随分遅いテンポではありますが、イタリア風ジーグですね。

他に 有名な曲が揃っているアルバム です。(CDによって収録曲に違いがあるかも知れませんので、それぞれのCDのページで確認してください。)・グルック『精霊の踊り』・バッハ 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 ⇒ 「G線上のアリア」の原曲・アルビノーニ『弦楽とオルガンのためのアダージョ』

ピノック=イングリッシュ・コンサート バロック楽器による『カノンとジーグ』

指揮 トレヴァー・ピノック 演奏 イングリッシュ・コンサート

ピノック=イングリッシュ・コンサート『カノンとジーグ』です。これは とても名演奏 です。 速めのテンポで本格的なバロック演奏 です。カノンもジーグもテンポ取りが良いです。1985年のバロック楽器での演奏でここまで良い演奏があるとは思いませんでした。

ムジカ・アンティクワ・ケルン バロック楽器によるインスピレーション溢れる演奏

ムジカ・アンティクワ・ケルンは古楽器アンサンブルですが、ピノック盤よりも自由に弾いています。指揮者がいないアンサンブルだと思います。生き生きした演奏『カノン』以外の知らない曲でも楽しく聴けます。お薦めです。

1.ヨハン・パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調2.ヘンデル:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 作品5の4 HWV3993.アントニオ・ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタRV63『ラ・フォリア』 ⇒コレッリの次に有名な『ラ・フォリア』4.J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067 ⇒非常に有名なフルート協奏曲のような曲5.J.S.バッハ:管弦楽組曲 第5番 ト短調 BWV1070〔偽作〕

ホグウッド=エンシェント室内管弦楽団 バロック楽器による『カノンとジーグ』

指揮 クリストファー・ホグウッド 演奏 エンシェント室内管弦楽団

ホグウッド=エンシェント室内管弦楽団のデビュー盤です。パッヘルベルに関しては『カノンとジーグ』が入っています。古楽器を使用した本格的な演奏で、演奏も素晴らしいです。バロック奏法といってもホグウッドは聴きやすいと思いますので、お薦めです。が、目下廃盤のようですが、これは再発売すべきと思いますよ。

カップリングの曲目も有名でしっかりした選曲です。・水上の音楽より「エア」・コレッリ「クリスマス・コンチェルト」 ⇒最後のパストラーレが有名です。・バッハ 管弦楽組曲第3番よりAir ⇒G線上のアリアの原曲・バッハ「4台のチェンバロのための協奏曲」 ⇒ヴィヴァルディ「4つのヴァイオリンのための協奏曲」をバッハが編曲

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楽譜・スコア

パッヘルベル作曲のカノンの楽譜・スコアを挙げていきます。

ミニチュア・スコア 電子スコア

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