医療費控除:確定申告書の書き方と記入例(第一第二表・医療費控除の明細書)
医療費控除:確定申告書の書き方と記入例(第一第二表・医療費控除の明細書)

医療費控除:確定申告書の書き方と記入例(第一第二表・医療費控除の明細書)

この記事では、年末調整を受けた給与所得者(会社員・公務員・パート・アルバイトなど)の方を対象に、確定申告で医療費控除を申請する際の書き方・記入例をご紹介させていただきます。

(1)医療費通知(医療費のお知らせ)に記載されている窓口負担額の合計金額を記入します。( ※複数枚ある場合は、全部を足した金額です。 )(2)医療費通知(医療費のお知らせ)に記載されている窓口負担額で令和3年中に実際に支払った金額を記入します。 ※「医療費通知」には、令和3年分も記載されていることがあるので、令和4年に実際に支払った分だけを記入します。 (3)(2)のうち生命保険や社会保険などで補填された金額がある場合は、この欄に記入します。

緑⑤ 上記「医療費通知(医療費のお知らせ)」に記載されていない医療費をこの欄に記入します。

緑⑥ 下記画像の 紫枠 の合計金額をAに、 青枠 の合計金額をBに記入します。

緑⑦ 医療費控除額を計算していきます。

【A:支払った医療費】 緑⑥ のAを転記します。

【B:保険金などで補填される金額】 緑⑥ のBを転記します。

【C:差額金額】AとBの差額金額を記入します。449,783円-165,874円=283,909円

【D:所得金額の合計額】先に掲載した源泉徴収票から所得金額 青② を書き写します。

【E:D×0.05】Dに0.05をかけます。2,532,000×0.05=126,600

【F:Eと10万円のいづれか少ない方の金額】126,600>100,000なので100,000円と記入します。

【G:医療費控除の額】C-Fを計算し記入します。283,909円-100,000円=183,909円

医療費控除:確定申告書第二表 書き方・記入例

続いて確定申告書第二表です。上記掲載の「源泉徴収票」から 青①④ を下記の該当箇所に書き写してください。

赤① 令和○○年分に「5」、住所・氏名を記入します。

赤② 所得の種類に「給与」、種目に「給与」、その右隣にお勤め先の会社名を記入します。

③ 年末調整済みの所得控除は記載を省略できるので書かなくてOKです。年末調整で申請していない所得控除がある場合は記入してください。

④ 配偶者や親族の情報(氏名・マイナンバー・続柄・生年月日)を記入します。16歳未満の扶養親族には住民税の16に○を付けて下さい。

医療費控除:確定申告書第一表 書き方・記入例

最後に確定申告書第一表です。上記掲載の「源泉徴収票」から 青①②③④ を、「医療費控除の明細書」から 青⑧ を該当箇所に書き写してください。

赤①(氏名欄) 記入例の通りに住所・氏名・マイナンバー・生年月日・電話番号などを記入して下さい。引越した人で、今年の1月1日の住所と現住所が違う場合は旧住所も記入してください。

※改正により押印は不要です。

赤② 所得の合計金額を記入します。今回の記入例では給与所得のみの設定なので、 青② をそのまま記入します。給与以外の所得がある場合は、全ての所得を合計した金額を記入してください。

赤③ 年末調整済みの所得控除は記載を省略できるので書かなくてOKです。年末調整で申請していない所得控除がある場合は記入してください。

赤④ 青③⑧ を足した金額を記入します。雑損控除・寄付金控除に該当する場合はこの2つも足した合計額を記入します。

ふるさと納税した方は寄付金控除の申告も必要です!

赤⑤ 赤② から 赤④ を引いた金額を記入します。※1.000円未満は切り捨てて下さい。

赤⑥ 税額を計算し記入します。下記税額表を計算式に当てはめ、税額を算出しましょう。

【計算式】「所得税額」=「課税される所得金額」×「税率」-「控除額」

(記入例)「所得税額」=1,160,000円×5%(0.05)-0円=58,000円

赤⑦⑧ 赤⑥ の金額をそのまま記入します。

赤⑨ 復興特別所得税を計算し、記入します。 赤⑧ に0.021をかけた金額(1円以下は切り捨て)が復興特別所得税になります。

赤⑩ 赤⑧⑨ を足した金額を記入します。

赤⑪⑫ 還付金額(戻ってくる額)の計算です。 青④ から 赤⑩ を引いた金額を記入します。 ⑪ の前に△を付けてください。

赤⑬ 還付される税金の振込先口座を記入して下さい。

添付書類について

【提出が必要な書類一覧】

  • 確定申告書 第一表
  • 確定申告書 第二表
  • 医療費控除の明細書
  • マイナンバー通知カードのコピー、またはマイナンバーカードのコピー
  • 運転免許証などの本人確認書類のコピー ※マイナンバーカードのコピーを添付する場合は必要ありません。

「医療費の領収書」は提出しなくてOKですが、5年間は自分で保存しておく必要あります。