心房細動(af)の看護|診断・検査における観察とケアのポイント|ナースのヒント
心房細動(af)の看護|診断・検査における観察とケアのポイント|ナースのヒント

心房細動(af)の看護|診断・検査における観察とケアのポイント|ナースのヒント

心房細動は、不安から患者の心身状態を細かく観察し、何か問題があれば迅速に対処しなければいけません。 ここでは、心房細動の看護に関して詳しく説明していますので、適切なケアを実施できるよう、看護師の方は是非参考にしてみて下さい。

基礎疾患の見極め 心房細動は、もともと何らかの疾病があり、その結果として生じる場合が多く、基礎疾患となる器質的な疾患を探し出すことが非常に重要です。 心疾患としては心臓弁膜症、冠動脈疾患や心機能低下、心房中隔欠損症などの先天性心疾患、拡張型、肥大型の心筋症などが上げられます。こうした病気は心房細動の慢性化の促進因子にもなります。甲状腺機能亢進症が原因となる場合もあります。 高齢者については、高齢自体が脳梗塞のリスクが高く、症状が収まっても、心エコー、レントゲン検査、血液検査などで基礎疾患の有無を調べることが特に必要です。

初発心房細動が自然停止している場合の脳梗塞防止 心房細動の合併症として最も怖いのは、脳梗塞です。初発心房細動が一過性で自然停止している場合は、半数の症例で数年間は再発しないので、薬物による心房細動予防を安易に行わないとされる一方で、脳梗塞の危険因子がある場合は、再発がない、と判断されるまでは血栓をできにくくする抗凝固療法の適応です。 よく使われるのは、ワルファリン(商品名ワーファリン)です。CHAD2スコアの2点以上は、年間の脳梗塞発症率が4%以上になるためワルファリン療法が推奨されています。ワルファリンは食品や他の薬との相互作用があります。近年、ダビガトラン(商品名プラザキサ)、リバーロキサバン(イグザレクト)、アピキサバン(エリキュース)、エドキサバン(リクシアナ)の新しい抗凝固薬(NOAC)も使われています。

発作性、持続性心房細動への薬理的対応 発作性心房細動は長い経過からみると早期に当たり、早期ほど薬物が高い効果を示します。「Naチャネル遮断薬」の投与が高効果で、救急外来では静注されることが多いですが、患者に持たせ発作時に内服するPill—in—the—pocket(抗不整脈薬単回経口投与法)も使われています。 Naチャネル遮断薬は、心房の異常な興奮の起因源の90%近い肺静脈内の興奮頻度を減らす作用を持ち、多くの薬がありますが、ピルシカイニド(商品名サンリズム)、シベンゾリン(シベリール)などが知られています。 持続性心房細動になると、除細動せずに心拍数を調節(レートコントロール)することで優れたQOLが確保されるので、心拍数調節のための薬物としてベプロジル(ペプリコール)が推奨されます。心拍数調節が困難な場合や、心拍数調節を行っても症状が続く場合、永続性心房細動に移行する前にアブレーション治療(電気焼灼)を行う場合は、薬物より電気的除細動で洞調律を整える(リズムコントロール)方が高効果とされるので、治療法については各種検査を重ねたうえでの医師の判断です。

永続性心房細動の場合 心拍数調節と脳梗塞リスクに応じた抗凝固療法を、薬物を使って行うのが一般的です。

カテーテルアブレーション(電気焼灼)に向けて 心房細動の最大のリスクは、心原性脳塞栓症にあるとわかってきたため、根治治療としてカテーテル治療が進みました。発作性心房細動が主ですが、最近では持続性、永続性心房細動にも適応しています。 血管を通して左心房に電極カテーテルを挿入し、心房細動の主因である、肺静脈からの異常な電気信号が左心房に伝わらないよう、肺静脈を左心房から電気的に隔離します。このほか、4本の肺静脈の入口に順番に風船(バルーン)を押し当てその部分をマイナス70度前後に凍らせる「冷凍凝固バルーン法」や、風船を高周波電流で暖める日本発技術の「高周波ホットバルーン法」も2015、16年に保険適用になりました。麻酔下で行い、入院期間は5〜7日間です。

2-2、看護ケア

まとめ

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