彩鳳舞丹霄
このページは茶道で使用する禅語「彩鳳舞丹霄」の解説ページです。出典・原文・書き下し文・語句の解釈・草書体フォントを使用した墨蹟画像も掲載しています。
三仏 ( さんぶつ ) 、 師 ( し ) に 一亭 ( いってい ) 上 ( じょう ) に 侍 ( じ ) して 夜話 ( やわ ) す。 帰 ( かえ ) るに 及 ( およ ) んで 灯 ( ともしび ) 已 ( すで ) に 滅 ( めっ ) す。 師 ( し ) 、 暗 ( あん ) 中 ( ちゅう ) に 於 ( お ) いて 曰 ( いわ ) く、「 各人 ( かくじん ) 、 一転 ( いってん ) 語 ( ご ) を 下 ( くだ ) せ」。 仏鑑 ( ぶっかん ) 曰 ( いわ ) く、「 彩鳳 ( さいほう ) 、 丹 ( たん ) 霄 ( しょう ) に 舞 ( ま ) う」。 仏眼 ( ぶつげん ) 曰 ( いわ ) く、「 鉄 ( てつ ) 蛇 ( だ ) 、 古路 ( ころ ) に 横 ( よこ ) たう」。 仏 ( ぶっ ) 果 ( か ) 曰 ( いわ ) く、「 脚 ( きゃっ ) 下 ( か ) を 看 ( み ) よ」。 師 ( し ) 曰 ( いわ ) く、「 吾 ( わ ) が 宗 ( しゅう ) を 滅 ( めっ ) する 者 ( もの ) は、 乃 ( すなわ ) ち 克勤 ( こくごん ) のみ」と。
- 彩鳳 … 五色の美しい鳳凰。
- 丹霄 … 赤く染まった空。
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「美しい鳳が彩雲ただよう天に舞う、何の瑞祥ぞ」とある。【彩鳳舞丹霄】
- 『禅語字彙』には、「瑞祥無上の意。祝語なり」とある。【彩鳳舞丹霄】
- 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……めでたいものとしてよく年頭の茶会でお目にかかるものである。(中略)この句は『五色の翼をもつ鳳と凰との一双が、天下泰平・万民和楽の聖代を祝って出現し、雲一つない天空に悠々と舞い遊んでいる』という意味である。(中略)聖代を祝ったもので、仏教のいわゆる 事々 ( じじ ) 無礙 ( むげ ) 法界 ( ほっかい ) の消息をたたえた句である」とある。【彩鳳舞丹霄】
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- 禅林句集(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 五灯会元(ウィキペディア)