スイッチングダイオードの特徴と用途
スイッチングダイオードとは、スイッチング回路に使われるダイオードです。 ダイオードをオン・オフの切り替えで使うため、一般整流ダイオードより応答速度が速いのが特徴です。本稿ではスイッチングダイオードの用途、使用例について解説しています。
スイッチングダイオードの代表的な使い方として、レベルシフト回路が挙げられます。 例えば、0V-12VのHi/Lo信号の入力があって、これをマイコンに入力したい場合を考えます。 そのまま12VのHiレベルをマイコンに入力できないので、Hiレベルを3.3Vに変換します。 入力が12Vの時はダイオードがオフしてマイコンへ3.3Vが出力されます。 入力が0Vの場合はダイオードがオンしてマイコンへVFの電圧が出力されます。 LTspiceのシミュレーション回路と動作波形を示します。
整流ダイオード、ショットキーダイオードとの違い
整流ダイオード、ファストリカバリダイオード、ショットキーダイオードとの特性の違いをまとめました。 名称 順方向電圧 耐圧 リーク電流 逆回復時間 整流ダイオード 0.6V~1.3V 400V~1000V 1μA~10μA – スイッチングダイオード 0.6V~1.3V 20V~200V 1nA~0.5μA ~10μs ファストリカバリダイオード 0.8V~3V 100V~800V 1μA~10μA ~100ns ショットキーダイオード 0.3V~1V 20V~100V ~1mA ※1※1 キャリア蓄積による逆回復時間は存在しないため、データシートでは規定されていない。 寄生容量の充放電速度で応答性が決まるため、数ns程度での応答が可能。 各ダイオードの詳細は下記のページをご覧ください。
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