薬剤師の話
薬剤師の話 ■脂肪乳剤投与上の注意点 ①脂肪投与量が多すぎると、高脂血症や肝障害などを発生する。 ②日中に投与して翌朝の採血で高脂血症になっていない範囲で投与する。 ③脂肪のみを投与したり、同時に投与する糖質が少ないと、よく代謝されない。
■脂肪乳剤投与上の注意点 ①脂肪投与量が多すぎると、高脂血症や肝障害などを発生する。 ②日中に投与して翌朝の採血で高脂血症になっていない範囲で投与する。 ③脂肪のみを投与したり、同時に投与する糖質が少ないと、よく代謝されない。 ④脂肪乳剤は、Caイオン・Mgイオン・Znイオンなど二価以上の陽イオンを含む輸液と混合するとただちに巨大化する。そのため、多剤との混合投与には十分な注意が必要である。 ⑤脂肪乳剤の投与速度:脂肪が円滑に代謝されるためには、一般的な投与速度は0.1~0.15g/kg/時とされている。投与により静脈炎や血管痛・発熱・悪心・嘔吐・悪寒・顔面紅潮・頻脈・頻呼吸などの急性症状を起こすことがある。また、急速投与すると網内系の抑制によって免疫能が低下し感染症の増悪する危険性がある。そのため、代謝速度を勘案し、至適投与速度0.1g/kg/時以下を守るべきである。 ⑥脂肪乳剤にはダイズ油由来のビタミンK1を微量含んでおり、ワーファリンの作用を減弱させるおそれがあるので注意する。 ⑦n-3系の必須脂肪酸含有量が極端に少ない(α-リノレン酸は微量、EPAやDHAは全く含まれていない)ため、エネルギー基質として大量に投与(投与総カロリーの20~30%)しないときにはn-3系の欠乏症がおこりうる。 ⑧血漿増量剤の荷電によって脂肪粒子表面の荷電に変化が生じるため、デキストランが体内から消失する時間(約96時間)以内では脂肪乳剤の投与を避ける。 ⑨可塑剤のDEHP(フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)を含む輸液セットで、脂肪乳剤を投与すると、DEHPが溶出し投与されてしまう。そのためDEHPを含まない輸液セットなどをしようすることが望ましい。
■脂肪乳剤は基本末梢投与です。 理由なんですが、 ・粒子が巨大化しやすい→粒子の系が大きくなる→毛細血管が、詰まりやすくなる。 ・脂肪乳剤は白い→配合変化などの確認ができない。 ・脂肪のため細菌繁殖が起こりやすい ・TPNなどのCVからの投与は、フィルター詰まりの原因となる。 などが考えられます。
投稿者 田浦 稔基 時刻: 20:00 0 件のコメント: コメントを投稿ページビューの合計
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≪GI療法 ( グルコース・インスリン療法 ) とは!?≫ 高カリウム血症の治療法である。 グルコース ( ブドウ糖 ) とインスリンを投与する。 インスリンは血中のグルコースを取り込んで血糖値を下げる。 この時にグルコースと血清中のカリウムは、くっついて細胞.
■ ステロイドの種類・違い・比較・特徴 一般名 商品名 コルチゾール 作用 アルドステロン 作用 半減期 ヒドロコルチゾン類 (コルチゾール) ソル・コーテフ .≪必ず単剤投与すべき薬剤≫ ・ダントリウム注20mg⇒強アルカリ性で配合変化を起こしやすい。注射用水でフラッシュする。フラッシュしてもルートに薬剤が残りやすい。 ≪単剤で投与すべき薬剤≫ ※やむ得ず側管から投与する場合は投与前後にフラッシングを行ってください。 .
脂肪は1gが燃焼すると 9kcal の熱量を発生します。 20 %イントラリポス 100 ml、添付文書には熱量約 200kcal と記載されています。 20 %イントラリポス 100 mlの脂肪の量は、 100 × 0.2と計算すると ⇒ 20 gとなります。 脂.
原則的にアルブミン量 10 ~ 15 g / 時間以内。 25 %アルブミナー 50ml では、1 V 当たりに 12.5 gのアルブミンが含まれています。 1V50 mlをお投与するには、 50 ~ 75 分以上かけて投与。 ⇒ 25 %アルブミナー 50.
■簡易懸濁法できない薬剤 フェロミア錠・プラビックス錠・ワソラン錠など ⇒(薬を口から飲み込むことが出来ない患者様に)薬を溶かして経管から投与する簡易懸濁法を行う時、55度の温湯では溶けない。 ⇒粉砕してから投与 ⇒簡易懸濁法○ ※温湯に溶けないだけで、簡易懸濁法投与.
薬としてのアルブミンには、等張製剤と高張製剤の2種類の製剤がります。 ・ 4.4 %製剤・ 5 %製剤⇒等張アルブミン製剤 ・ 20 %製剤・ 25 %製剤⇒高張アルブミン製剤 これらは、病態により使い分けられます。 ▽ 4.4 %・ 5 %などの.
冷所保存薬品でも、ある一定の期間であれば室温で安定であり、その期間内に在庫が回転するようであれば、冷所保存の必要のない薬品もある。 .ロカルトロール注 1 μg≒オキサロール注 7 μg ≪関連記事≫ ■単剤投与してほしい注射剤 ■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!? ■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!? ■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブ.