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1日投与量 (mg/日) =薬液濃度 (mg/mL) × 投与速度 (mL/h) × 24 (h;時間)
- オキシコドン注1% (10mg/mL) を原液のまま0.1mL/h
- オキシコドン注1%を2倍希釈 (5mg/mL) して0.2mL/h
- オキシコドン注1%を4倍希釈 (2.5mg/mL) して0.4mL/h
- オキシコドン注1%を5倍希釈 (2mg/mL) して0.5mL/h
- オキシコドン注1%を10倍希釈 (1mg/mL) して1.0mL/h
考えるべきはポンプの種類、投与経路、疼痛コントロール状況 の3点です。
ポンプの種類によって薬液の容量や流量設定の下限や刻みが異なってきます。
投与経路について 皮下注では1mL/hが上限となる ことや、 静脈投与では感染リスクを特に意識して薬液の交換頻度を1週間程度 になるように考える必要も出てきます。
ポンプ:CADD Legacy PCAポンプ(理由は後述)
①オキシコドン注1% (10mg/mL) を原液のまま0.1mL/h問題点としては、CADD Legacy PCAポンプを使用しているので流量下限は0.1mL/hであり、 今後増量するとしたら0.1mL/h (24mg/日) から2倍の0.2mL/h (48mg/日) となってしまいます。
以上のことから「①オキシコドン注1% (10mg/mL) を原液のまま0.1mL/h」は除外します。
②オキシコドン注1%を2倍希釈 (5mg/mL) して0.2mL/h①で出てきた問題点である「増量したときに2倍になる」については0.2mL/h→0.3mL/hで 1.5倍にとどまるので特に問題はありません。
今後増量していくとしても0.2→0.3→0.4→0.6→0.8→1.2mL/hとなることが予想されますが、 皮下注の上限である1.0mL/hを超えるまでに5段階増量可能です。
また、レスキュー使用なしで4.8mL/日の薬液量となりますが、CADD Legacy PCAポンプのカセット容量の最も小さい50mLでも 約10日分となり、日数としても安心です。
③オキシコドン注1%を4倍希釈 (2.5mg/mL) して0.4mL/hさらに希釈した場合を考えていきます。4倍希釈 (2.5mL/mL) して0.4mL/hで投与した場合も24mg/日となります。
今回の症例では除痛が不十分な状態であることからまだ微調整するような状態ではなかったので、選択しませんでしたが、 選択しても問題はないと考えます。
④オキシコドン注1%を5倍希釈 (2mg/mL) して0.5mL/hオキシコドン注1%を5倍希釈 (2mg/mL) して0.5mL/hとしても24mg/日となります。
この④は③と似たような希釈濃度なので 好みで選んでも良いかもしれません。
例えば・・・今後増量したとして5倍希釈 (2mg/mL) で1.2mL/h ( 57.6mg /日)となり皮下注の上限となるため濃度変更することになった場合
2倍希釈 (5mg/mL) で0.5mL/h →60mg/日 となり、少し投与量が変わってしまうことになります。
⑤オキシコドン注1%を10倍希釈 (1mg/mL) して1.0mL/h最後に10倍希釈 (1mg/mL) を考えてみます。
皮下注ではなく、静注であれば選択肢として十分考えられます。
PCAポンプの種類
機械式、ディスポーザブル式、ハイブリッド式と様々な選択肢がある中で、 結論としては、どれを選択しても特に問題はないと思います。
今回はCADD Legacy PCAポンプを選択しました。
- 地域で最も使われている機械式PCAポンプを選択
- シリンジポンプは容量が小さいこと、ベース0mL/hが不可
- クーデックエイミーでも良かったが、入院する可能性があったため使い慣れているデバイス
PCAポンプについては以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
【実践!!薬局の在宅訪問】PCAポンプの種類と仕組みについて徹底解説 この記事では、PCAポンプについて解説します。 実際に触ったことがない人にとってはPCAポンプってそもそも何のポンプ?種類とかあるの?.
【薬局の在宅緩和ケア】クーデックエイミーPCAポンプを徹底解説! 在宅緩和ケアにおいて、痛みを効果的にコントロールするために必要不可欠なのが PCAポンプです。 PCAとはPatient Con.開始するタイミング
フェントステープは夕方に剥がしてベース0mL/h、レスキューのみで開始、翌朝ベース開始
CADD Legacy PCAポンプ、クーデックエイミーPCAポンプの場合、 ベース 0mL/h でレスキューのみが可能です。
その後
まとめ
患者の背景や地域の医療資源を考慮して提案することが重要です。
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