ヒュウガアジサイ(霧の夕映)の特徴や育て方、増やし方等の紹介
ヒュウガアジサイ(霧の夕映)の特徴や育て方、増やし方等の紹介

ヒュウガアジサイ(霧の夕映)の特徴や育て方、増やし方等の紹介

ヒュウガアジサイ(霧の夕映)の特徴や育て方、増やし方等の紹介 ■ アジサイ属(ハイドランジア属)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。 ■ ヤマアジサイの育て方 花壇の土づくり ● バイオーム 主なバイオーム :温帯広葉樹林・温帯林 原産地 :日本(本州・四国・九州)・朝鮮半島 自生地

アジサイ属(ハイドランジア属)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ヤマアジサイの育て方

花壇の土づくりバイオーム
  • 主なバイオーム:温帯広葉樹林・温帯林
  • 原産地:日本(本州・四国・九州)・朝鮮半島
  • 自生地:山地の林床や林縁、沢沿いなどに見られます。
  • 気候:主に温暖湿潤気候・亜寒帯湿潤気候に属します。夏の気温は高温または山地では比較的涼しく、冬の気温は亜寒帯湿潤気候では氷点下を下回ることもあります。降水量は中程度で、特に梅雨時期に多くなります。
  • 日照:半日陰から明るい日陰
  • 土壌:主に黒ボク土(Andosols)などの土壌が見られます。土壌の表層に厚い腐植層があり、団粒構造が発達し、通気性・排水性・保水性・保肥力が高い、非常に肥沃な土壌が形成されています。
日照条件

ヤマアジサイは、半日陰明るい日陰の範囲で育てることが出来ます。乾燥を苦手にしており、強光で葉焼けを引き起こしやすいため、日向は避けた方が無難です。また日照不足で花付きが悪くなるため、日光が当たらない暗い日陰も避けた方が無難でしょう。そのため、 理想的な環境は午前中に日光が当たり午後から日陰になる半日陰 になります。

日照条件の分類(参考)

  • 日向:直射日光が一日を通して6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
  • 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的には、午前中のみ日が当たり、午後から日陰になる場所となります。そのため、お庭の向きは東向き、または木漏れ日がはいるような場所です。
  • 明るい日陰:直射日光が二時間程度までしか当たらないか、殆ど当たらずに間接光だけで明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または建物の影など日差しを遮る障害物が多い環境です。
  • 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
  • 土質:通気性・排水性・保水性のバランスが良い壌土埴壌土で栽培できます。土壌が砂質で極端に水捌けが良いと乾燥が早まり、栄養補給も上手くいかなかったり、逆に粘土質な硬い土壌では根張りが悪くなり生育不良を引き起こしやすくなります。
  • 肥沃さ:有機物をしっかりと含む肥沃な土壌を好みます。腐葉土やピートモスなどの有機物を入れることで、土壌の団粒化が促されて物理性(通気性・排水性・保水性)が向上したり、陽イオン交換容量が高くなり保肥力が向上したり、植物が必要とする栄養分を含有するため成長を補助したりする効果が期待出来ます。
  • pH:pHは5.0~7.0の弱酸性から中性の土壌で栽培可能です。花の色はpHを変えることで青色・紫色・桃色・赤色の範囲で変化するため、青色・紫色の花を楽しみたい場合はpHを酸性にし、桃色や赤色の花を楽しみたい場合はpHを中性に傾けると良いでしょう。
  • 元肥:本種は栄養がしっかり含まれる土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておくか、発酵済みの有機肥料を植え穴の底に施し、肥料に根が直接触れないよう間に土を1層被せて苗を植え付けます。
  • 植え付け:苗は標準植えします。標準植えは、根鉢の肩の部分と地面を水平に合わせて、植物の根っこが完全に土に覆われるように植え付けます。

土壌診断と改善の行い方(参考)

  • 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
  • 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
  • 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
  • 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
  • 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土砂壌土壌土埴壌土埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
    • 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
    • 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
    • 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
    • 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
    • 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
    • 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
    • PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
    • PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
    鉢土づくり日照条件

    ヤマアジサイは、半日陰明るい日陰の範囲で育てることが出来ます。乾燥を苦手にしており、強光で葉焼けを引き起こしやすいため、日向は避けた方が無難です。また日照不足で花付きが悪くなるため、日光が当たらない暗い日陰も避けた方が無難でしょう。そのため、 理想的な環境は午前中に日光が当たり午後から日陰になる半日陰 になります。

    屋内で栽培する場合の必要光量

    • 概要:アジサイの花を部屋で楽しむ目的で、一時的に部屋に置かれるのが一般的です。そのため、開花期が終わると屋外で栽培されます。
    • 屋内環境:窓際で西日が当たらない場所、もしくは植物までは太陽光が直接届かないが、太陽の反射光などで十分に明るい場所です。
    • 光量の目安:5000~20000Lux ※1 /92.5~370μmol/m2・s ※2
    • 注意点:屋内で管理時に光量が足らないと光合成の活動が低下して細胞の生成が滞り、生育不良になったり、茎が徒長したり、葉色が悪くなります。また逆に光量が強いと葉焼けを引き起こすリスクや乾燥が早まる可能性があるため避けてください。特に夏場の強光は強いストレスとなるため注意が必要です。

    植物育成ライト

    培養土

    培養土を自作する場合

    • 培養土の特性:自生地が湿潤な林や林縁などにあり、基本的に腐植が多く、膨軟性があり肥沃な土壌です。そのため、培養土を作成する場合も、堆肥がしっかりと入っていながら、無機質の土壌改良材も入れて、通気性・ 排水性・保水性が長く保たれるものをつくります。またpH5.0~ 7.0の弱酸性~中性の土壌を好むため、pHの値にも注意しながら培養土を作成しましょう。
    • 土壌改良材(無機質):通気性・排水性・保水性を改善する目的で、赤玉土や日向土などの土壌改良材を6割~7割を目安に配合します。土壌改良材の土粒は小粒・中粒を利用します。大きすぎる土粒を使うと、培養土の中に大きな空隙が出来て根の活着が悪くなり、保水性も悪くなり植物の生育が悪くなる原因となるため避けてください。
    • 土壌改良材(有機質):腐葉土などの堆肥を全体の3割~4割を目安に培養土の中に配合すると、土壌の物理性・化学性・生物性を改善して、根の活着を高めて根張りをよくしたり、栄養素を含有しており、微生物の働きを促進して土質を改善したり、植物の栄養補給に寄与する働きがあります。
    • pH:pHは5.0~7.0の弱酸性から中性の土壌で栽培可能です。花の色は、花弁に含まれるアントシアニンとアルミニウムが結合することで変化します。このアルミニウムはpHが酸性に傾くことで土壌から溶出し、アジサイに吸収されるため、pHが変化することで花色が変化します。そのため、花の色を青色・紫色にしたい場合はpHを酸性にし、桃色や赤色にしたい場合はpHを中性に傾けると良いでしょう。
    • 元肥:本種は栄養がしっかり含まれる土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておきましょう。

    培養土の配合例

    • 庭木
    • 基本配合:赤玉土(小粒)6割+腐葉土4割+元肥適量
    • 培養土が長持ちする配合:赤玉土(小粒・中粒)3割+日向土4割+バーク堆肥3割+元肥適量
    • 肥沃な配合:赤玉土6割+腐葉土2割+完熟牛糞堆肥2割+元肥適量
    水やりの仕方栽培環境
    • 地植え:基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、夏の季節は高温や強光で乾燥しやすいため水切れしやすく、また雨が降らず土壌が乾燥していたり、土壌が砂質で乾燥しやすい状態にあったり、日向などの乾燥しやすい場所で育てたりしている場合は水やりが必要となります。
    • 鉢植え:地植えと比べて、土の容量が限られるため乾燥がかなり早いです。そのため、定期的な水やりが必要となります。
    水やりの方法
    • 春の水やり:株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
    • 夏の水やり:この時期は、特に乾燥しやすいため、水やりの頻度が多くなる傾向があります。朝の涼しい時間帯に土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えることが基本ですが、夏場は乾燥が早く、水切れして株が弱りやすいため、土壌や株の状態を見ながら、必要に応じて夕方にも水を与えましょう。ただし、真昼の高温時に水やりを行うと、土の中で水がお湯になり根を傷めることがあるため避けてください。
    • 秋の水やり:株の成長は緩やかになりますが、花芽形成などを行っており、生育期間中となります。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
    • 冬の水やり:冬は休眠期のため、水分の必要量が減ります。ただし、土壌が完全に乾燥すると、植物も乾燥し、枝についた花芽などが枯れることもあるため、土壌の表層が乾燥したら、必要に応じて水を与えた方が良いでしょう。

    土壌の乾燥の確認方法

    • 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感があります。
      • 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
      • 触感で確認:土の表面を指で触ってみます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
      • 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
      • 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
      • 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
      • 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
      肥料の与え方

      注意点:肥料を与え過ぎると、枝葉が茂り本種の楚々とした雰囲気が損なわれることがあります。またリン酸がアルミニウムと結合することで植物に吸収されにくくなることがあり花色に影響を与えることがあります。さらに肥料のpHが酸性またはアルカリ性の場合は、これも花色に大きな影響を与えるため、製品の説明欄のpHも注意して見た方が良いでしょう。

      堆肥の与え方
      • 堆肥を入れる時期:植え付け時、または冬から早春に堆肥を入れます。
      • 堆肥の入れ方:堆肥の入れ方は地植えと鉢植えでかわります。
        • 地植え:植付けや植付け時などに土壌改良を行い堆肥を入れて混和する。または株の周囲に堆肥を盛ったり、株の周囲に穴を掘り堆肥を入れます。
        • 鉢植え:植え替え時などに堆肥がしっかり入った新しい培養土を使う。または古い土を再利用する場合は、日光消毒などをした上で、新しい培養土または腐葉土を2割から3割を混ぜて再利用する。
        肥料の与え方
        • 元肥:元肥は植付け前に土壌の中にあらかじめ入れて施す肥料です。
          • 肥料の成分:一般的には窒素・リン酸・カリがバランスよく入る肥料を選びますが、花つきに好影響を与えたい場合はリン酸が多く入る肥料を選び、また青花を咲かせたい場合はリン酸が少ない肥料を選びます。
          • 肥料の製品:有機肥料(植付け前)・緩効性肥料・配合肥料がおすすめです。
          • 施し方:全面施肥・溝施肥(有機肥料)
            • 全面施肥:植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。有機肥料を使用する場合は発酵時のガスや高温で根を傷める事もあるため、植付け2週間程度前に肥料を入れて混和する。
            • 溝施肥:植物の植付けを行う場所に深さ20cm程度の穴を掘り、溝(穴)の中に有機肥料を入れる。有機肥料に根が直接触れないよう間に土を1層被せて、苗の高さを調節しながら植付けを行います。
            • 肥料を与える時期:晩冬頃(1月~2月頃)
            • 肥料の成分:一般的には窒素・リン酸・カリがバランスよく入る肥料を選びますが、花つきに好影響を与えたい場合はリン酸が多く入る肥料を選び、また青花を咲かせたい場合はリン酸が少ない肥料を選びます。
            • 肥料の製品:固形肥料(有機肥料・有機配合肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
            • 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
            • 肥料を与える時期:花後(6月~7月頃)
            • 肥料の成分:一般的には窒素・リン酸・カリがバランスよく入る肥料を選びますが、花つきに好影響を与えたい場合はリン酸が多く入る肥料を選び、また青花を咲かせたい場合はリン酸が少ない肥料を選びます。
            • 肥料の製品:基本的に肥効が素早く出る液肥・固形肥料(有機肥料・有機配合肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
            • 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
            • 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
            剪定のやり方旧枝咲きの剪定方法
            • 株立ち仕立て:本種の生育型は叢生型(株立ち)で、その中でも幹(主枝)の寿命が中程度に分類されます。そのため、幹は数年ごとに樹勢が落ち枯れます。本種の剪定では、若い幹を切り戻したり、この古い幹を定期的に剪定することが主要な剪定となります。
              • 剪定時期:開花後の6月~7月頃に行うのが最適です。花芽分化の始まる8月以降に強い剪定をすると、翌年に花が咲かなくなることもあるため注意が必要です。
              • 枯れ幹・不要な幹(主枝)の除去:株を観察し、枯れた幹・折れた幹・病気の幹を探し、地際から剪定して取り除きます。
              • 若い幹の切り戻し:花がら摘みの要領で、花後の茎に葉の付いている節を2~3節残しながら、充実した芽の上で切り戻し剪定します。
              • 古い幹(主枝)の除去:株を観察し、数年(約3~5年)成長し樹勢が落ちた古い幹(幹の色が褪せている・幹が太い・幹の丈が高い等)を探し、株全体のバランスを見ながら、不要と感じる古い幹または枝を根元から剪定して取り除きます。
              • 外観を整える:株全体を観察して、歩道などに侵入するように横に広がる枝がある場合は、邪魔にならない場所まで切り戻すか、幹の根元または2~3節だけ残して強剪定しましょう。
              新旧枝咲きの剪定方法
              • 株立ち仕立て:本種の生育型は叢生型(株立ち)で、その中でも幹(主枝)の寿命が中程度に分類されます。そのため、幹は数年ごとに樹勢が落ち枯れます。本種の剪定では、若い幹を切り戻したり、この古い幹を定期的に剪定することが主要な剪定となります。
                • 剪定時期:春と夏の期間に行います。秋に剪定すると翌年の早い時期の開花に悪影響を及ぼすため、必ず春の芽吹きまで待ってから剪定しましょう。
                • 早春(春)の剪定:株全体の枝数を減らしたり、高さを調節し、樹形を整える剪定です。
                  • 枯れ幹(主枝)・不要な幹(主枝)の除去:株を観察し、枯れた幹・折れた幹・病気の幹を探し、地際から剪定して取り除きます。
                  • 古い幹(主枝)の除去:株を観察し、数年(約3~5年)成長し樹勢が落ちた古い幹(幹の色が褪せている・幹が太い・幹の丈が高い等)を探し、株全体のバランスを見ながら、不要と感じる古い幹または枝を根元から剪定して取り除きます。
                  • 若い幹(主枝)の剪定:若い幹を観察して枝の上部にある「芽吹いた緑色の芽」と「乾燥した茶色の芽」を探します。芽吹いた芽は花を咲かせるため残します。干からびた茶色の芽は枯れているため、生きている芽のすぐ上から剪定して、不要な芽を取り除きます。
                  • 外観を整える:樹形が悪い場合は、必要に応じてドーム状に剪定して見た目を整えることが出来ます。ただし剪定を行い過ぎると、花の数が減ることもあるためバランスを見て剪定しましょう。
                  • 花がら摘み:花が色褪せたら、花から2節~5節下に戻り、葉が付いてる節の上で剪定します。この作業を行うことで次の花が咲きやすくなります。
                  夏越しする方法夏越し対策一覧
                  • 水やり:夏は高温で土壌が乾燥しやすいため、土壌の表面が乾燥したのを確認したら、朝の涼しい時間帯、また必要に応じて夕方にも水やりを行います。
                  • 日差しを避ける:この対策法は高温・強光・乾燥対策になります。鉢植えで育てている場合は、直射日光が当たらない軒下などに移動しましょう。地植えする場合は、夏に栽培することも考えて適切な場所に植えて下さい。
                  • 日除けをつくる:この対策法は高温・強光・乾燥対策になります。植物と太陽の間に遮光ネットを張り強光を遮ります。
                  • マルチング:この対策法は乾燥・病気対策になります。地面の表面をバークチップや藁などのマルチング資材で覆います。急激な地温の上昇を防ぎ、高温による蒸発、泥はねからの病気の感染なども防いでくれます。
                  冬越しする方法

                  Hardiness:6~9

                  挿し木や株分けで増やす挿し木の方法
                  • 概要:茎を採取して、この茎の長さや葉の数を調節し、切り口を土に挿して繁殖させる無性生殖の1種です。
                  • 挿し木時期:発根率の高い晩春から初夏頃が適します。また前年の枝を利用し晩冬から早春に熟枝挿しを行うこともできます。
                  • 培養土の準備:培養土は切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
                  • 挿し穂の採取:晩春から初夏に行う場合は、当年枝の挿し穂を使用します。挿し穂は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。 晩冬から早春の挿し穂は前年枝の健康な枝を使用します。
                  • 挿し穂の整形:挿し穂は長さを10~15cm程度にわけて、当年枝を使用する場合は、挿し穂の上部の2枚の葉以外の葉を取り除き、残した葉も半分にカットします。次に茎の下部分、節の少し下を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
                  • 水揚げ:整形した挿し穂の切り口をボウルなどに入れた水に約1時間浸し、十分に吸水させます。
                  • 培養土に挿し穂を挿す:挿し穂を挿す場所を決めます。培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を開けておきます。挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程度を入れます。
                  • 管理:明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
                  播種で増やす 植物の病気

                  ヤマアジサイの病気

                  ヤマアジサイの害虫

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