【まつり/藤井風】コード進行と分析
【まつり/藤井風】コード進行と分析

【まつり/藤井風】コード進行と分析

【まつり/藤井風】コード進行と分析 冒頭のはんなりとしたピアノや、イントロの篠笛など、和の雰囲気が漂う楽曲。 リズムは最近流行りのトラップビート。コード進行は全体的に繰り返しが多く、ミニマルな構成になっていますが、藤井風さんらしくテンションノートやノンダイアトニックコードで変化を付けたジャジーなアレンジとなっています。

冒頭のはんなりとしたピアノや、イントロの篠笛など、和の雰囲気が漂う楽曲。 リズムは最近流行りのトラップビート。コード進行は全体的に繰り返しが多く、ミニマルな構成になっていますが、藤井風さんらしくテンションノートやノンダイアトニックコードで変化を付けたジャジーなアレンジとなっています。 また、随所で炸裂するブルーノートを交えたフェイク(メリスマ)や、二番以降のロックサウンドなど、一言では言い表すことのできない全く新しいジャンルの楽曲といえます。

イントロ

1・2小節目 3~6小節目 コードF♯m7→G♯m7→B/C♯→C♯7(♭9)→F♯m7→G♯7(♯9,♭13)→B/C♯→C♯7(♭9)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅴ/Ⅵ→→Ⅵ7(♭9)→Ⅱm7→Ⅲ7(♯9,♭13)→Ⅴ/Ⅵ→Ⅵ7(♭9)

ヨナ抜き長音階の第二音(キーCの場合、レの音)で終わることで、より雅楽の雰囲気や日本民謡感が出ています。 理由としては、ヨナ抜き長音階が使われている雅楽は基本的に第二音で始まり第二音で終わることや、日本民謡や童謡は第二音で終わることが多いためだと考えられます。 西洋音楽における第一音(キーCの場合、ド)で終止する考え方とは違い、第二音で終わるという不完全燃焼感が、独特で日本的な響きを生み出しているのかもしれません。

7~10小節目 コードF♯m7→B7→Eadd9→A♯m7(♭5)→AM7→G♯7(♭13)→B/C♯→C♯7(♭9)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰadd9→♯Ⅳm7(♭5)→ⅣM7→Ⅲ7(♭13)→Ⅴ/Ⅵ→Ⅵ7(♭9)

7小節目から8小節目頭のF♯m7→B7→Eadd9はツーファイブワンの動き。 8小節目のA♯m7(♭5)はAM7のルートが半音上がったコードで、9小節目のAM7へ滑らかに下降するベースラインを作り出しています。 そこからはG♯7B/C♯→C♯7(♭9)と今までの流れに戻ります。

Aメロ

1~4小節目 コードF♯m7→G♯m7→B/C♯→C♯7(♭9)→F♯m7→G♯7(♯9,♭13)→B/C♯→C♯7(♯9)→C♯7(♭9)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅴ/Ⅵ→Ⅵ7(♭9)→Ⅱm7→Ⅲ7(♯9,♭13)→Ⅴ/Ⅵ→Ⅵ7(♯9)→Ⅵ7(♭9) 5~8小節目 コードF♯m7→B7→Eadd9→A♯m7(♭5)→AM7→G♯7(♭9)→F♯m7→G♯7(♭9)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰadd9→♯Ⅳm7(♭5)→ⅣM7→Ⅲ7(♭9)→Ⅱm7→Ⅲ7(♭9)

Aメロ2

1~8小節目

コード進行は細かいテンションの変化を除いてAメロと同様。 4小節目や6小節目などでは、一回目になかったブルーノートを交えたフェイク(メリスマ)が入ってきます。これによって一気にソウルな雰囲気を感じさせます。 また、7小節目のメロディも一か所だけブルーノートに変化しています。

ブルーノートスケールとは、メジャースケールの第三音、第五音、第七音を半音下げた音階のこと。 この楽曲では度々、Eメジャースケールから見て本来「ソ♯」である第三音を、半音下げて「ソ」の音で使っています。 これをスパイスのように巧く使うことよって、和を感じさせる「まつり」という楽曲に、ブルースやジャズのような哀愁漂う雰囲気を織り交ぜています。

Bメロ

1~4小節目 コードF♯m7→G♯7(♯9)→G♯7(♭9)→B/C♯→A♯m7(♭5)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅲ7(♯9)→Ⅲ7(♭9)→Ⅴ/Ⅵ→♯Ⅳm7(♭5) 5~8小節目 コードF♯m7→D9→B/C♯→C♯7(♭9,♭13)ディグリ ー表記Ⅱm7→♭Ⅶ9→Ⅴ/Ⅵ→Ⅵ7(♭9,♭13)

7~8小節目からサビにかけての「その閉じた心 今こじ開けな あっけーな ラッセーラ」のメロディはすべてヨナ抜き長音階で構成されています。 説明不要かもしれませんが、「ラッセーラ」は青森ねぶた祭の掛け声。「こじ開けな」から「ラッセーラ」に持っていくセンスは、藤井風さんらしい言葉遊びですね。

サビ

1~4小節目 コードF♯m7→G♯m7→C♯m7→G♯m7→C♯7(♭9)→F♯m7→G♯7(♯9,♭13)→B/C♯→G♯m7→C♯7(♭9)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅵm7→Ⅲm7→Ⅵ7(♭9)→Ⅱm7→Ⅲ7(♯9,♭13)→Ⅴ/Ⅵ→Ⅲm7→Ⅵ7(♭9)

「まつり まつり」と二度繰り返す部分が、『さくらさくら』などの日本古謡や『チューリップ』の「さいたさいた」のような童謡に通ずるものがあり、古き良き日本の歌に影響を受けていることがわかります。 4小節目までのメロディは、一音を除いてすべての音がヨナ抜き長音階で構成されています。

5~8小節目 コードF♯m7→B7→Eadd9→A♯m7(♭5)→AM7→G♯m7→F♯m7→G♯7(♭9)ディグリ ー表記Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰadd9→♯Ⅳm7(♭5)→ⅣM7→Ⅲm7→Ⅱm7→Ⅲ7(♭9)

5~6小節目の「比べるものは何もない 勝ちや負けとか一切ない」と、6小節~8小節目にかけての「ない ない」はそれぞれ同じメロディの繰り返しで、耳に残りやすいものになっています。 8小節目ではブルーノートを交えたフェイク(メリスマ)によってクールに締めくくられています。

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