「ごんぎつね」内容とあらすじ・ポイントを解説
小学校4年生の国語の教科書で学習する「ごんぎつね」について、あらすじや物語の内容とポイント、言葉の意味や新しく習う漢字などについてくわしく・わかりやすく解説しています。登場人物の心情の読み取りも解説しています。
「ごんぎつね」という ひとりぼっちの 小ぎつねは、村で いたずらばかりしていました。ある秋のこと、ごんは 村人の 兵十が つかまえた うなぎを 川に もどすという いたずらをしました。十日後、ごんは 兵十のおっかあの そうしきを 見かけました。そして 「自分が取ったうなぎは 兵十のおっかあの うなぎだった」「自分のいたずらのせいで 兵十のおっかあは うなぎを 食べられないまま 死んでしまった」と いたずらを こうかいしました。ごんは、うなぎの つぐないのために 兵十のうちに 毎日 くりや松たけを こっそり とどけました。あるばん、ごんは 兵十が 加助に「だれかがくりや松たけを置いていく。」と話しているのを 聞きました。ところが、加助は「それは神様のしわざだから、神様にお礼を言うといいよ。」と言いました。ごんは、自分がおくりものをしているのに、神様にお礼を言われることに がっかりするのでした。それでも、その次の日も ごんは くりを持って 兵十のうちに 出かけました。兵十は、うちの中に うなぎを取った いたずらぎつねが 入っていくのに気づき、ごんを 火縄 ひ なわ じゅうで うちました。ごんは たおれました。うちの中に くりが あるのを 見つけた兵十は 「ごん、おまいだったのか。いつも、くりをくれたのは。」と、ごんの つぐないに 気づきました。ごんは、ぐったりしながら うなずきました。親切にしてくれた ごんを うってしまったことに 気づいた 兵十は 火縄じゅうを 取り落とすのでした。
「ごんぎつね」本文(全文)
ごんぎつねその明くる日もごんは、くりを持って、兵十の家へ出かけました。兵十は物置でなわをなっていました。それでごんは、うら口から、こっそり中へ入りました。 そのとき兵十は、ふと顔を上げました。と、きつねが家の中へ入ったではありませんか。こないだうなぎをぬすみやがった、あのごんぎつねめが、またいたずらをしに来たな。 「ようし。」 兵十は、立ち上がって、納屋(なや)にかけてある火なわじゅうを取って、火薬をつめました。 そして足音をしのばせて近よって、今、戸口を出ようとするごんを、ドンとうちました。ごんはばたりとたおれました。兵十はかけよってきました。家の中を見ると、土間にくりが固めて置いてあるのが目につきました。「おや。」と、兵十はびっくりしてごんに目を落としました。「ごん、お前だったのか。いつもくりをくれたのは。」 ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなづきました。 兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。
「ごんぎつね」内容とポイント
「ごんぎつね」の場面分けごとに、 内容 ( ないよう ) とポイントを かくにんしよう。
登場人物の セリフや行動から、「登場人物がどんな気持ちだったか」を 考えてみよう。
だい1の 場面:ごんは 兵十に いたずらをするだい1の 場面では、ごんは 兵十が つかまえた 魚を 川の中へ もどすという いたずらをしたよ。少しずつ かくにんしよう。
【いつ】わたしが 村の 茂平 も へい という おじいさんから 聞いた 話【どこ】昔お 城 しろ があった 中山 なかやま という所の近くの村と山
「わたし」は お話を私たちに教えてくれる「語り手」のことだね。このお話は、「語り手」が 村の茂平という おじいさんから 聞いた 昔話なんだね。 ごんは いたずらばかり している 小ぎつねごんは、村の近くの 中山という所から 少しはなれた 山の中に 住んでいる きつねだね。どんなきつねかというと、ひとりぼっちの小ぎつねで、夜でも昼でも 村に来て いたずらばかり しているよね。
どうして、ごんは いたずらばかりしているのかな。ごんは ひとりぼっちだから、きっと 「さみしいな」「だれかと遊びたいな」と思って、いたずらを くりかえしていたんじゃないかな。
ごんは 兵十が 魚を 取っているのを 見つけるふり続いた雨が あがると、ごんは ほっとして あなからはい出たね。なぜほっとしたかというと、雨がやんで やっと外に 出れたからだね。
ごんが 川にくると 川の水が どっと ましていたね。その様子は 「ただのときは水につかることのない、川べりのすすきやはぎのかぶが、黄色くにごった水に横だおしになって、もまれていた」という文からも、わかるね。
「ただのとき」は「いつも」と同じ意味だね。ごんは、川の中に人がいるのを見つけて 草の深い所から じっとのぞくね。なぜかというと、「だれが何をしているんだろう?」と気になったからだね。
川にいたのは、兵十で 魚をとる はりきりあみを ゆすぶっていたね。つまり、川で 魚を とろうと していたんだね。
「顔の横っちょうに、円いはぎの葉が一まい、大きなほくろみたいにへばりついていた」とあるけれど、兵十は 葉がついているのが 気にならないのかな。
もしかしたら、葉がついていることに 気がついていないかもしれないし、気づいているけれど 葉を取る よゆうなんて ないのかもしれないね。それくらい、一生けんめいに 集中して 魚をとっているんだね。
兵十が はりきりあみを 持ち上げると、中には しばの根や、草の葉や くさった木切れなどが、入っていたね。でも 「ところどころ、白い物がきらきら光っていた」ね。
「白い物」は、「太いうなぎのはらや 大きなきす(川魚のはや)のはら」だったね。つまり、兵十は 魚を つかまえることが できたんだね。
兵十は びくのなかへ、うなぎやきすを、ごみといっしょに ぶちこんだね。ごみというのは、しばの根や、草の葉や くさった木切れなどのことだね。
ごんは 兵十に いたずらをする兵十が いなくなると、ごんは、びくのそばへ かけつけたね。なぜかというと、「ちょいと、いたずらがしたくなった」からだね。「ちょいと」というのは、「ちょっと」ということだね。
ごんは 特に 理由は ないけれど、なんとなく いたずらが したくなったんだね。なぜかというと やっと外に 出れたから いたずらするのが 待ちどおしかったのかもしれないね。「かけつけた」という 行動からも 「きょうみしんしんで、わくわくしている様子」が 伝わってくるよね。
どんないたずらを したかというと、「びくの中の魚をつかみ出しては、川の中に投げこんだ」 という いたずらだね。つまり 兵十が せっかく つかまえた 魚を 勝手に 川へもどして、びくの中には ごみだけを のこしたんだね。
ごんは、「はりきりあみのかかっている所より下手の川の中を目がけて」魚を投げこんだね。なぜかというと、はりきりあみ より 上手の川に 魚を 投げたら、魚が 泳ぎながら また あみにかかってしまう からじゃないかな。ちょっと いじわるな 感じがするけれど、はりきりあみ よりも 下手に投げることで、魚が もう あみに 入らないように したんだね。
「ぼんぼん投げこみ」「ドボンと音を立てながら」という様子から、ごんのいたずらの仕方は いきおいがあって ざつな感じが するね。
ごんは しまいに 太い うなぎを つかみにかかったけれど、手ではつかめなかったね。だから ごんは 頭を びくの中に つっこんで、うなぎの頭を 口にくわえたね。なぜかというと、うなぎがぬるぬるして、つかめないことを じれったく思ったからだね。
「じれったい」は もどかしい という意味だね。ごんは、思いどおりにいかないと すぐにもどかしく 思ってしまう所が あるんだね。やんちゃで、あらっぽい感じが するね。
兵十は、「うわあ、ぬすっとぎつねめ。」と どなったね。なぜかというと、せっかくつかまえた うなぎを、ごんが 口にくわえているのを 見つけたからだね。きっと「ひどい!」「なんてやつだ!」と おこったんじゃないかな。
ごんは 一生けんめいに にげて ほらあなの 近くで ふり返ったね。なぜかというと、兵十が 追っかけてきたか 気になったからだね。
兵十は 追っかけてこなかったね。「ほっとした」とあるから、ごんは 「兵十が追っかけてきませんように」と 思っていたんだね。
でも ひとりぼっちで さびしくて いたずらばかりしていたから、「兵十は追っかけてきたかな?」と 少し わくわくする気持ちも まじっていたかもしれないね。
だい2の 場面:ごんは いたずらを こうかいするだい2の 場面では、兵十のおっかあが 死んだことを 知ったごんは、うなぎを取った いたずらを こうかいするよ。
【いつ】(兵十にいたずらをしてから)十日ほどたって【どこ】弥助という お百姓の うちのうらなどの 村の中
ごんは 兵十のおっかあの そうしきを 見かける弥助の家内が お歯黒をつけ、新兵衛の家内が かみをすいているのを 見たごんは、「ふふん、村に何かあるんだな。」と思ったね。
お歯黒は、昔の女の人が していた おけしょうで、かみをすく というのは、かみの毛を きれいに とかしている ということだよ。つまり、女の人が 身なりを きれいにしているところを 見かけたから、きっと 村で 行事などの とくべつなことが あるはずだと 思ったんだね。
ごんは 秋祭りかと思ったけれど、本当にそうか 考えていたね。なぜかというと、「祭りならたいこや笛の音がしそう」「お宮にのぼりが立つはず」と思ったからだね。ごんは、村に いろいろな いたずらをしに来ていたから、村のことも くわしくなっていたんだね。
ごんは、兵十の うちの前に 来て、「ああ、そうしきだ。」と思ったね。なぜかというと、「おおぜいの人が集まって」、「よそ行きの着物を着て、こしに手ぬぐいをさげたりした女たちが、表のかまどで火をたいて」「大きななべの中では、何かがぐずぐずにえていた」からだね。
昔は、そうしきは 家で 行っていたんだ。そして、近所の女の人たちに 集まってもらい、そうしきのあとに みんなで 食べる ご飯づくりを お願いしたんだよ。
ごんは 村の 墓地 ぼち へ 行って、 六地蔵 ろく じ ぞう さんの かげに かくれていたね。なぜかというと、「兵十のうちのだれが死んだんだろう。」と 気になっていたからだね。そうしきのときに、人々が 墓地に 来ることを 知っていたから、その様子を 見ようと 先回りして 墓地に かくれて 待っていたんだね。
そうれつが 墓地に入ってくると、ごんは「のび上がって」見たね。そうれつの様子を よく見ようとしている行動から、だれが 死んだのか とても 気になっている様子が 伝わってくるね。
「ははん、死んだのは兵十のおっかあだ。」と ごんは 思ったね。なぜかというと、「兵十がいはいをささげて」いて、「いつもは 赤いさつまいも みたいな 元気の いい顔が、今日は なんだか しおれていた」からだね。
兵十は おっかあが 死んでしまったから 元気がなくて、悲しい気持ち だったんだね。
ごんは いたずらを こうかいするそうしきを見た日のばん、ごんは あなの中で 考えたね。
何を 考えたかというと、一つは「兵十のおっかあは とこについていて、うなぎが 食べたいと 言ったから、兵十が うなぎを つかまえたのではないか」ということだね。もう一つは「自分がうなぎを取ってしまったから、兵十のおっかあは うなぎを 食べられないまま 死んでしまったのではないか」ということだね。
「とこについて」とは、病気で ねこんでいた ということだね。昔は 今よりも 食べ物が 少なくて、まずしい家も 多かったから、うなぎのように 栄養のあるものは めったに 食べられなかったんだ。昔の人は 病気に なった時だけは、栄養のあるものを なんとか食べさせようとしたんだよ。
だから だい1の場面で、兵十は 病気の おっかあのために 一生けんめい うなぎを つかまえようとしていだんね。水かさが 増した川だったのに、うなぎを つかまえていたから、おっかあの具合があまり よくなくて、急いでいたのかもしれないね。
そのことに 気づいたごんは、「ちょっ、あんないたずらをしなけりゃよかった。」と思ったよね。つまり、自分のせいで 兵十のおっかあが うなぎを食べられないまま 死んでしまったと思って、いたずらを こうかいしたんだね。
「そのばん、ごんは、あなの中で考えました。」という文から、ごんは 兵十のおっかあの そうしきを見てから、そのことが ずっと 気になっていたんじゃないかな。
だい1の 場面では、ごんは いたずらばかりしていて、いたずらの仕方も ざつ だったよね。でも、ごんは 自分の行動の よくなかったところを みとめられる すなおな心や、ごめんなさいと 思える やさしい心も 持っているんだね。
だい3の 場面:ごんは いわしやくりを 兵十の家にとどけるだい3の 場面では、ごんは 兵十の家へ こっそり いわしやくりをとどけるよ。
ごんは 兵十のうちに いわしを投げこむごんは 兵十を見て、「おれと同じ、ひとりぼっちの兵十か。」と思ったね。なぜかというと、おっかあが 死んでしまって 兵十が 一人に なったからだね。
みんなも、友だちや 好きな人と にているところや 同じところが あると、なんだか 仲間のように感じて うれしい気持ちに なるよね。兵十も、「おれと同じ」ひとりぼっちだということに 仲間のような 気持ちを 感じて、親しみを もったんじゃないかな。
ごんは いわし売りが いわしを 売っているすきに、いわしをつかんで 兵十のうちの中へ いわしを投げこんだね。そして、「うなぎのつぐないに、まず一つ、いいことをした」と思ったね。
「いいこと」とは、「兵十のうちにいわしを投げこんだこと」だね。なぜかというと、うなぎを 取ってしまった代わりに いわしのおくりものが できたから 兵十に よろこんでもらえると 思ったんだね。
ところが 次の日、兵十のうちへ 行くと、兵十は 「ぼんやりと考えこんで」いて、「ほっぺたに、かすりきずがついていた」ね。なぜかというと 兵十のうちに いわしが あったから 兵十が ぬすんだと うたがわれて いわし屋に ひどい目に 合わされたからだね。
ごんは、しまったと思ったね。なぜかというと、いいことをしたつもりだったのに 自分のせいで 兵十が ぬすびとと うたがわれてしまったからだね。
いわし売りを見て 思いついた 最初のつぐないは 失敗したんだね。 ごんは 兵十に くりや松たけを とどけるおくりものの 仕方が ていねいに なっているから、いわしの時よりも、心のこもった おくりものになっている感じが するね。
ごんは、次の日も、その次の日も くりを、その次の日には、松たけも とどけたね。だい1の場面では ざつで あらっぽい所もあった ごんが、毎日 おくりものを とどけているから、ごんの「ごめんなさい」という 気持ちの 深さが よくわかるね。それに 兵十に対して 同じひとりぼっちという 仲間のような 気持ちも 感じているから、「今日は 兵十 どうしているかな?」と 毎日 気になっていたのかもしれないね。
だい4の 場面:ごんは 兵十と加助の 話を聞くだい4の 場面では、ごんは 兵十が 加助に、兵十のうちに とどく おくりものの話を しているのを 聞いたよ。
ごんが ぶらぶら遊びに 出かけると、兵十と加助が 話しながら やってきたね。
兵十は、加助に「おれあ、このごろ、とても不思議なことがあるんだ。」と 言ったね。「不思議なこと」は、「おっかあが死んでから、だれかが くりや松たけを 毎日くれること」だね。
加助は「だれが。」と聞いたけれど、兵十は「それが分からんのだよ。」と 言ったね。なぜかというと、兵十が 気づかない間に くりや松たけが 置いてあるからだね。
ごんは、二人の後をつけていったね。なぜかというと、二人が 自分のことを話していると 気がついたからだね。ごんは、兵十が 自分のおくりものを どう思っているのか、気になったんじゃないかな。
兵十と加助は だまって歩いていったね。二人とも「だれが おくりものを とどけているんだろう。」と 考えていたのかもしれないね。
兵十と加助は、吉兵衛のうちへ 入っていき、ごんは、「お 念仏が ねんぶつ あるんだな。」と思ったね。なぜかというと、「ボンボンボンボンと 木魚 もくぎょ の音がして」「大きなぼうず頭がうつって」いたからだね。「大きなぼうす頭」とは おぼうさんのことだね。
だい5の 場面:ごんは 兵十へのおくりものが 神様のしわざだと 思われて がっかりするだい5の 場面では、ごんは、自分のしたおくりものが「神様のしわざ」と 思われている 話を聞くよ。
【いつ】お念仏が 終わった後【どこ】お念仏の 帰り道
加助が 兵十へのおくりものは 神様のしわざと言うごんは、お念仏がすむまで 井戸のそばに しゃがんでいたね。なぜかというと、兵十と加助の話を 聞こうと思っていたから 二人が 出てくるのを ずっと 待っていたんだね。二人が 「おくりものの 話の続きを するだろう」と 思ったんだね。
ごんは、二人に ついていって 兵十のかげぼうしを ふみふみ 行ったね。「月のいいばん」だったから、月に 照らされて 夜なのに かげぼうしが 見えたんだね。
「かげぼうしをふみふみ」ということは、ごんは 兵十の かげぼうしを ふみながら 歩いていたよね。つまり、兵十の すぐ後ろに いたんだね。だい1の 場面では 草の 深い所から、だい2の 場面では 六地蔵さんのかげから、だい3の 場面では 物置の 後ろから、だい4の 場面の 前半では 道のかたがわに かくれて、兵十を見ていたよね。
でも この場面では 今までで 一番 兵十に 近づいているよね。「兵十がどう思っているか知りたい」という ごんの 強い気持ちが 感じられるね。
加助は「きっと、そりゃあ、神様のしわざだぞ。」と言ったね。なぜかというと、神様が 一人になった 兵十を あわれに思って、物を めぐんでくれていると 考えたからだね。
兵十は、「えっ。」とびっくりしたり、「そうかなあ。」と 考えたりしたね。でも、加助が「毎日、神様にお礼を言うがいいよ。」と言うと、「うん。」と言ったね。最初は 神様のしわざと 言われて びっりしたけれど、最後は なっとくした感じが するね。
ごんは 神様のしわざと言われて がっかりするごんは 「こいつは つまらないな。」と思ったね。こいつとは、「神様に お礼を 言うこと」だね。
「神様に お礼を言われるのが 引き合わない」ということは、「自分に お礼を 言われるのは 引き合う」と いうことだよね。つまり、このときのごんは 兵十に「ありがとう」「ごんのおかげで助かっているよ」と思われたかったんじゃないかな。
もともと おくりものは「うなぎのつぐない」のためで、こっそりとどけていたから 「兵十に気づいてほしい」とは 思っていなかったはずだよね。
でも、ひとりぼっちという 共通点が あることや 毎日 兵十のもとへ 通ううちに 兵十に対して 親しい気持ちが 強くなって 「兵十と仲よくなりたいな」「自分の気持ちをわかってほしいな」と 期待するように なっていたのかもしれないね。
だから、「神様にお礼を言う」なんて 話になって、とても がっかりしてしまったんだね。
だい6の 場面:ごんは 兵十にうたれるだい6の 場面では、ごんは 兵十に うたれてしまうけれど、おくりものをしていたのは ごんだったと 兵十に わかってもらえたよ。
【いつ】その明くる日(だい5の場面で、兵十と加助の 話を 聞いた 次の日)【どこ】兵十のうち
兵十が ごんを うつごんは 次の日も くりを 持って 兵十の うちに行ったね。だい5の 場面で「引き合わない」と がっかりしていたけれど、それでも 兵十に よろこんでもらいたいから いつものように おくりものを とどけたんだね。
兵十が 顔を 上げると、ごんが うちの中に 入っていくところだったね。兵十は 「ようし。」と 立ち上がって、火縄じゅうに 火薬 か やく を つめたね。
なぜかというと、うなぎを ぬすんだ ごんが また いたずらを しに来たと 思って、「今こそこらしめるチャンスだ!」と 思ったんだね。
そして、足音を しのばせて近よったね。なぜかというと、もし ごんに 気づかれて にげられたら せっかくの こらしめるチャンスを むだにしてしまうから しんちょうに 近づいたんだね。
それから ごんのことを ドン とうったね。ごんは、ばたりと たおれたね。ということは、兵十が うった 火縄じゅうの たまが、ごんに しっかり めいちゅうしたんだね。
兵十は ごんのつぐないに 気づく兵十は かけよってきたね。きっと「いたずらきつねは 死んだかな?」「今日は どんないたずらを したのかな?」と かくにんしに 来たんじゃないかな。
そして、うちの中に くりが かためて 置いてあるのを 見つけたね。「かためて」とあるから、ごんは くりを ならべるように 大事に 置いていたんだね。
なぜかというと、ごんが いたずらを しに来たと 思っていたのに、神様が めぐんでくれていると 思った くりが あったから、「おくりものをくれていたのは まさか ごん?」と びっくりしたからだね。信じられるような、信じられないような ふくざつな気持ち だったかもしれないね。
だい1の場面では「ぬすっとぎつね」、ごんをうつ直前は「いたずらぎつね」と言っていたのに、くりに気づいてからは「ごん」と 名前をよんでいるから、兵十の ごんに対する にくい気持ちが なくなっている感じがするよね。
ごんは ぐったりと目をつぶったまま、うなずいたね。なぜかというと、自分が おくりものを していたことを 兵十に 伝えたかったからだね。
ごんは 火縄じゅうで うたれたから、きっと うなずくのも しんどかった はずだよね。それでも ごんは 兵十に「おくりものをしていたのは おれだよ。」と わかってもらいたくて、力をふりしぼって うなずいたんじゃないかな。
兵十は 火縄じゅうを ばたりと 取り落としたね。なぜかというと ごんが 自分に しんせつに してくれていたのに、それに気づかず、ごんを うってしまったことが とてもショック だったからだね。「なんてことをしてしまったんだ。」と こうかいして、何も 考えられなくなって 全身から 力がぬけて、じゅうを 落としたんじゃないかな。
ということは、ごんの気持ちは 「兵十にわかってもらえた」ということでもあるよね。うたれて苦しかっただろうし、もっと 兵十と 話したかった かもしれないけれど、きっと ごんは いっしゅんでも 兵十と 心が通じあえて うれしかったんじゃないかな。
このお話は「青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました」という最後の一文で 終わっているね。「青いけむり」は 火縄じゅうから たまが うち出されたときの けむりが 出ている ということだね。
ごんは ぐったりしているし、兵十は 火縄じゅうを 取り落としたから、この場面で 動いているのは、青いけむりだけ ということだね。兵十やごんの セリフも動きも 止まった この場面を そうぞうすると、言葉を失って かたまっている 兵十の 大きなショックが 私たちの心にも ひしひしと 伝わってくるね。
このお話は、語り手の「わたし」が 村の茂平というおじいさんから 聞いたお話だったよね。ということは、兵十が この出来事を 村人に話したから 村人やその家族に 語りつがれていった んじゃないかな。
兵十は どうして ごんの話を 村人に 話したのかな?
もしかしたら、「自分をわかってほしい というごんの気持ちを 大切にするため」や、「自分が ごんを ごかいしてしまった失敗を みんなには してほしくない」と思って、村人に 話したのかもしれないね。ごんのために 何かできることはないか と考えた 兵十なりの つぐない だったのかもしれないね。
作者が伝えたかったことだい1の 場面から だい6の 場面での ごんと兵十の おたがいに対する 気持ちを 整理してみよう。
ごんの気持ち兵十の気持ちだい1の場面ちょっとしたいたずら(さびしい、理由はない)ぬすっとぎつねめ(いかり)だい2の場面あんなことしなければよかった(こうかい)(元気がない、悲しい)だい3の場面・おれと同じひとりぼっち(親しみ)・うなぎのつぐないに、いいことをした→しまった・毎日 くりや松たけをとどけるだれが、いわしなんかうちに放りこんだんだろう(めいわく)だい4の場面・二人の後をつけていく(兵十はどう思っているの?)毎日だれかがおくりものをしていて、不思議だだい5の場面・神様にお礼を言われるなんて、引き合わないくりをくれているのは、神様なんだだい6の場面・その次の日もくりをとどけた(よろこんでほしい)・ぐったりと目をつぶったまま、うなずいた・いたずらぎつねをやっつけよう(にくい)・「ごん、おまいだったのか。」(びっくり)・火縄じゅうをばたりと落とした(ショック、こうかい)だい1の 場面で ごんにとって、兵十は ちょっとしたいたずらをする 相手だったよね。でも、だい2の 場面から ごんの 兵十に対する 気持ちは 変わって、兵十に つぐないを 始め、だんだんと「自分に気づいてほしい」と 思っていくよね。
反対に 兵十は、ずっと ごんのことを にくい いたずらぎつねだと 思っていたよね。でも、だい 6の場面の 後半で ごんが くりを持ってきたことに 気づき、ごんの気持ちが、兵十に とどいたよね。
ごんと 兵十の気持ちは ずっとすれちがっていたけれど、ごんがうたれた後で やっと 心を通じ合わせることが できたね。ごんの気持ちが なかなか 兵十に わかってもらえなかったように、みんなも 家族や 友だちに 自分の気持ちを わかってもらえなかったり、ごかいされてしまったりしたら、悲しいよね。反対に 兵十が ごんの気持ちに 気づかなかったように、相手の 本当の気持ちに 気づかず、ひどいたいどを とってしまうことも あるかもしれないね。それも とても悲しいこと だよね。
でも みんなは 一人一人 ちがう人間だから、いっしょに生きていく上で 考え方や 感じ方が ちがうことも あるよね。だから おたがいに 本当の気持ちを「わかり合える」ことって、実は とても難しいことなのかもしれないね。
だからこそ、おたがいに「わかり合えた」時や 「心が通い合った」時は とてもうれしいよね。私たちは おたがいに すれちがわないように 自分の すなおな気持ちを 伝えたり、自分の行動を ふり返ったり、相手のことを りかいしようとすることが とても大切なんじゃないかな。
作者は、このお話を通して、きっと 私たちに「ちがう考えやそれぞれの事情を持つ人が、お互いにわかり合えることの難しさ」や「わかり合えないことの悲しさ」を伝えたかったんじゃないかな。そして「お互いに わかり合えることの よろこび」も 伝えたかったんじゃないかな。
ことばの意味
ことば意味菜種がらアブラナという花の「くき」のぶぶん。もえやすいので、かまどに火をおこすときに つかわれる。百姓のうぎょうを して くらす人のこと。もずくちばしが するどく、頭が大きい小鳥。つつみ川や池などの水が あふれて出てこないように、土を高くきずいたもの。まくしあげるそでや すそを まくって あげること。はりきりあみ大雨がふった後に、池から落ちてくるウナギを川でつかまえるための あみ。川のはば いっぱいに はりきって つかうので、「はりきりあみ」という。びくつかまえた魚を入れておく かごのこと。じれったくなるものごとが うまくいかなくて イライラすること。はんの木高さが10~20メートルくらいある木。家内おくさんのこと。お話の中では、弥助のおくさん。お歯黒歯を黒くそめるための黒い鉄のえきたい。昔はけっこんした女の人は歯を黒くする ふうしゅうが あった。かじ屋はものなど鉄のどうぐをつくる しょく人のこと。かみをすくかみを とかしたり、かみの りょうを へらしたり、かみの手入れをすること。のぼり細長いきれ(ぬの)を さおの先につけて立てるもの。よそ行きふだんとはちがい、お出かけの時に着るふくのこと。彼岸花「ひがんばな」。秋の おひがんのころにさく花。かみしも上下でそろったふくそう。昔の正式な時に着るふくのこと。お話の中では、そうしきのために男の人が着る白いかみしものこと。しおれる草や花が元気がなくなって弱るようす。お話の中では、兵十の顔が元気がないようすのこと。とこにつく寝ること、病気で寝ること。お話の中では、兵十のお母さんが病気で寝ていたこと。生きのいい元気があるようす。お話の中では、いわしが とれたばかりで元気がいいということ。いせいのいい元気があるようす。お話の中では、いわし売りの声が元気があるようすのこと。お念仏仏(ほとけ)さまのことを念じること。お話の中では、たくさんの人があつまって、お念仏をとなえること。かげぼうし人のかげのこと。しわざしたこと。あわれに思うきのどくに思うこと。めぐむお話の中では、物をあたえること。引き合わないわりに合わないこと。縄をなう糸やひもを より合わせて一本にして縄にすること。火縄銃「ひなわじゅう」。昔のてっぽうのこと。新しい漢字
漢字音読み・訓読み・使い方変ヘン・か(わる)変身(へんしん)・変わり者(かわりもの)種シュ・たね種族(しゅぞく)・菜種油(なたねあぶら)続ゾク・つづ(く)続出(ぞくしゅつ)・続きもの(つづきもの)折セツ・お(る)骨折(こっせつ)・折り紙(おりがみ)積セキ・つ(む)蓄積(ちくせき)・積み木(つみき)飯ハン・めし炒飯(ちゃーはん)・飯粒(めしつぶ)松ショウ・まつ松竹梅(しょうちくばい)・松の木(まつのき)不フ・ブ不思議(ふしぎ)議ギ会議(かいぎ)差サ・さ(す)落差(らくさ)・傘を差す(かさをさす)念ネン念仏(ねんぶつ)連レン・つら(なる)連絡(れんらく)・連なる山(つらなるやま)景ケイ情景(じょうけい)・景色(けしき)末マツ・すえ結末(けつまつ)・末っ子(すえっこ)運営者情報
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