大林組のフーバーダム・ブリッジ、わかりづらい道順の原因
大林組のフーバーダム・ブリッジ、わかりづらい道順の原因

大林組のフーバーダム・ブリッジ、わかりづらい道順の原因

ラスベガスから1時間で行ける、日本の大林組が建設したフーバーダム・ブリッジ。わかりづらい道順の原因と、正しいアクセス方法を徹底解説。

まったくすき間がないフェンス のため下界の景色はおろか水平方向の景色もほとんど見えず、また、このアーチ橋は路面より上方に支柱などの構造物がないため、 意識していないと橋を通過していることにすら気づきにくい 。 もちろんなんとなく橋の上を走行しているような感じは伝わってくるが、想像しているあの美しいアーチ橋とは似ても似つかぬ殺風景な光景なので、無名の小さな橋を渡っているものと勘違いしてしまいがちだ。

ということで、道なりに黙って走っていれば、何も気づかないうちに自動的に橋を渡ることができるわけだが、それでは何も見ることができず、面白くもなんともない。 (地図内の 赤い線 、つまり新しくできたバイパスおよびその延長線上にある ブリッジ を車で走っている限り、 フーバーダム など景色を見ることができないばかりか、駐停車禁止なので車を降りてブリッジを徒歩で渡ることもできない)

このハシエンダかガソリンスタンドが現れたら、その約200メートル先が要注意の分岐点だ。 そこにはとりあえず 「Hoover Dam」 という案内標識が本線ではない右方向を指し示す形で立っているが、それがダムそのもののことなのか、ブリッジから眺めるダムのことなのかわかりにくい。

それはともかく、その分岐点を道なりに進むとそのままブリッジに向かうバイパスに進入してしまうので、そこを右側に降りていくような形で細い側道に入る。 すぐに行き止まりになるので、左折する形でバイパスをくぐり、そして今度はすぐに右折。 それでやっとブリッジやバイパスが完成する前から存在していた旧道に入ったことになるので、あとはそのまま進めばよい。すぐに 検問所 (写真下)に出くわす。

ここ数年は、少なくとも小型車両に対しては検査が行われることはほとんどなく、形式的な存在となっていたが、ビンラディン騒動が原因なのか、最近また1台1台車内を目視検査するようになってきた。 といっても、よほど不審な荷物を持っていない限り、 中身の検査を受けるようなことはまずない ので特に気にする必要はない。

ちなみに階段の数は 69段 。ジグザグになった車椅子用のスロープも用意されているが、どちらを使うにせよ、日ごろカラダを動かしていない人にとってはちょっとした運動になる。

登り切ったらそこはもう目的のフーバーダム・バイパス・ブリッジ、正式名称 「Mike O’Callagham – Pat Tillman Memorial Bridge」 だ。 Mike が元ネバダ州知事の名前、Pat がアフガニスタンで戦死した元アリゾナ・カージナルスのプロフットボール選手の名前。 2つの州名がかかわっていることから想像できる通り、この橋の 手前半分がネバダ州向こう半分がアリゾナ州 で、橋のほぼ中央付近には州境を示すプレートが埋め込まれている。

一方、歩行者用通路の左側は普通の手すりになっているので、フーバーダムを始めとする絶景を楽しめるようになっている。 ただ、下界のコロラド川から足元までは、東京新宿の高層ビル群の中で一番高い東京都庁ビル(243m)よりも高い 262m もあるため、 高所恐怖症 の者にとっては景色どころではないかもしれない。

橋の長さは測定範囲をどこにするかで変わってくるが、おおむね600m。アリゾナ州側の終点まで歩いても何も無いので、景色的にも時間的にも体力的にも、中央付近の州境まで歩けばそれで十分だろう。 途中、歩道の手すり部分に 「大林組が建設した」 という記念プレートがあるので(もちろん英語)そこで記念撮影をするとよい。

なお、歩くのが疲れたからといって、小さな子供を肩車したりすることは厳禁だ。風が穏やかでも瞬間的に突風が吹くことがあるので危険極まりない。 帽子やカメラが飛ばされないように注意する必要もある。夏場以外は風が冷たい場合もあるので寒さ対策も忘れてはならない。 売店のようなものは一切ないが、 トイレだけは駐車場にある 。駐車場の門が開いている時間は明確には決められていないが、日の出から日没までで、夜間は閉鎖されると現場に記載されている。

帰路はそのまま来た道を戻れば道に迷うことはないだろう。 もし、せっかくなので車でも渡ってみたいという場合は、ハシエンダ付近の分岐点まで戻り、バイパスに進入すればよい。 ただし前述の通り、橋上の車道からは何も見えない。もちろん駐停車禁止であることは言うまでもない。

橋を渡ったら、1500m ほど走ると Kingman Wash Access Road という降り口が出てくるので、そこで降りて反対車線に入れば帰路につくことができる。 その降り口を見落としたりするとやっかいなことになるので (しばらく降り口がない)、注意が必要だ。

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