『ローマの休日』の何がすごかったのか…!
不朽の名作を上映する「午前十時の映画祭10-FINAL」にウィリアム・ワイラー監督作『ローマの休日』が登場! オードリー・ヘプバーンがジェラートを口いっぱい頬張るキュートな姿、ベスパでローマの街をかっ飛ばす姿、「真実の口」で慌てて叫び声を上げるピュアな姿……妖精オードリーが繰り広げる名シーンの数々は、私たちの脳裏に強烈に刻みつけられています。
また、ハリウッドが生んだ伝説の衣装デザイナー、イーディス・ヘッドがアカデミー賞衣裳デザイン賞を勝ち取った本作には、現代でも見かける定番ファッションが登場します。新人女優とはいえ、確固たるファッションセンスを光らせていたオードリーは、大御所イーディスとの打ち合わせに、自分のデザイン画を持参したという話もあるほど。太いベルトでウエストをぎゅっと締めるスタイルも、オードリーの提案によるものだといわれています。
白シャツにフレアスカート、太ベルトにスカーフといったオードリーのファッションは世界中へ発信され、今でも色あせることのない永遠の定番アイテムになりました。
名作が私たちを魅了し続ける理由
感動の名シーン - Bettmann / Getty Images『ローマの休日』が今なお私たちを魅了し続ける理由。それは、映画ジャンルの垣根を超えた作品性が、気高く無邪気なオードリーの多彩な顔と絶妙にマッチし生じた、奇跡の作品だから。これほど豊かな物語とイメージに溢れた映画は、一度は大きなスクリーンと迫力満点の音響がある劇場でじっくりと堪能したいもの。
8月のラインナップ『ニュー・シネマ・パラダイス』 - (C) 1989 CristaldiFilm
『ローマの休日』とともに、8月の映画祭に登場するのは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督作『ニュー・シネマ・パラダイス』。第2次世界大戦後のイタリアを舞台に、中年の映画監督が昔を回想する物語です。シチリア島の小さな村で唯一の娯楽だった映画館、映写技師との友情、苦い失恋をエンニオ・モリコーネの音楽がノスタルジックに紡いだ、涙なくしては見られない傑作。
さらに、映画祭初上映作品として、7月には米人気バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」の名物キャラクターを映画化したジョン・ランディス監督作『ブルース・ブラザース』、9月には名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督作『ベニスに死す』、10月には1970年代を代表するスタンリー・キューブリック監督作『時計じかけのオレンジ』なども上映されます。生と死、美と醜、音楽と芸術など、様々な要素が盛り込まれたこれら名作からは、喜びや感動だけではなく、人生の新たな視点がきっと得られることでしょう。
「午前十時の映画祭10-FINAL」は2020年3月26日(木)まで全国58劇場で開催中