リレーの黎明期活躍していた 大興電機製作所 大田原電機製作所の歴史 各社のメカリレー (継電器)の紹介
はじめに メカニカルリレーのメーカーと言えば 松下電工とオムロンのリレー 松下電工のリレー(HC)です OMRONのリレー(MY)です ほかのメーカー IDEC(和泉電気)のリレー(RU)です 富士電機のリレー(HH5)です ピンの配列や大きさの規格 大興電機製作所のリレー 大興電機製作所のリレー 大興電機製作所のリレーその1 (RAB) RAB-24D-11 DC24V 大興電機製作所のリレーその2 (RABK) Taiko RABK-2P 大興電機製作所とは 大興電機製作所の生い立ち 大田原電機製作所とは さいごに 大興電機製作所のリレー Taiko RAB-24D-11 はじめに メカニ…
この形のリレーほかに国内のどんなメーカーが作っているのかなと思い思い起こしてみれば 和泉電機(IDEC)RUシリーズ(ユニバーサルリレー) 富士電機 HH5シリーズ(ミニコントロールリレー) があるなと思いつきました。 ネットで調べてみましたら過去には数社作っていたようです 富士通 FRL-263 高見澤電機製作所 MAT2 MAT4 (TAKAMISAWA リレーで検索) 沖電気 FA6-01Q4
IDEC(和泉電気)のリレー(RU)です IDEC RU2S-C-D24 富士電機のリレー(HH5)です 富士電機 HH54PW 100-110v ピンの配列や大きさの規格後述する大興電機製作所のリレーも含めて プラグイン端子の長さが若干違うなど細かい違いはあるものの プラグイン端子の配列・足の番号・番号の意味合いは各社共通となっています。 海外のリレーを見ても古くからこのプラグインの端子を持つリレーが存在するようです 規格で決まっているのか、どこかのメーカーが作ったリレーが事実上の標準になってしまったのか 各社勝手に似せて作っているだけなのか 興味のあるところです
大興電機製作所のリレー 大興電機製作所のリレー群 大興電機製作所のリレー 大興電機製作所のリレーその1 (RAB) RAB-24D-11 DC24V Taiko RAB-24D-111964年に発売されたリレーです プラグイン型となっており、現在のソケットにも嵌合させることができました この足の配列は規格はどこが定めたのでしょうね
大興電機製作所のリレーその2 (RABK) Taiko RABK-2P Taiko RABK-2PRABの後継機種となるようです。 1972年に発売されたリレーのようです このリレーで一世風靡したのではないでしょうか 現在販売はされていないようです
大興電機製作所とは大興電機製作所ご存じの方もおられると思います 主に電話関連商品を製造販売している会社です。 目にすることがあるとすれば、銀行や郵便局などのATMコーナーにオートホンという電話機(白地に青いカラー)が設置されているのを見たことがあるかもしれません。似たようなものにガイドホン(日通工)というものもあります。 会社のビジネスホンが大興電機製作所製の場合もあるかもしれません。Taikoのロゴが入っています。
大興電機製作所の生い立ち概略を記します 1932年(S.07) 7月1日 古川梅三郎が広田栄吉・大橋繁三の協力を得て大興電機製作所を設立 東京府荏原郡平塚村大字蛇窪(現在の東京都品川区二葉町)
1936年(S.11) 沖電気の専属工場の申し出を受けて沖電気の無線部門の繁栄に協力 1938年(S.13) 11月7日 株式会社大興電機製作所設立 各種軍用通信機用部品等を生産、納入 1944年(S.19) 工場疎開の指令により古川社長の出身地の栃木県塩谷郡矢板町に矢板工場を新築
1946年4月(S.21) 沖電気の蕨工場に基幹社員10数名を派遣して、平型リレーの製造に関する基礎的な知識と技術を習得 1947年(S.22) 矢板工場で沖電気の下請けとして、A型局ラインファインダーユニット用のRT-32号、R-913号などの平型リレーを生産し納入 1948年(S.23) 逓信省の指定メーカーとして直納するまでになる。”リレーの大興”の第一歩
1958年(S.33) 2月 株式会社大田原製作所をリレー専門工場として設立。拡大するリレー生産の一部を移管 1964年(S.39) RAB形リレー開発 1972年(S.47) RABK形リレー開発販売。RABK形リレーが目玉商品となった 2004年(H.16) 2月2日 大興電機製作所 田村電機製作所の株式移転により、田村大興ホールディングス設立。 2004年(H.16) 4月1日 傘下の田村電機、大興電機の統合により、サクサ株式会社を設立 との流れになっています
大田原電機製作所とは1958年(S.33)2月 株式会社大興電機製作所の事業拡張の一環として、株式会社大田原電機製作所を創立 通信用リレーをはじめ通信機器、電子機器を製造 1993年(H.05)4月 株式会社大興電機製作所よりリレー事業を引き継ぎ、自動車電装ユニット用リレーの専業メーカーとしてスタート 1993年(H.05)6月7月 大田原市上石上に新社屋を建設し、社名を株式会社タイコーデバイスに変更 (製品の社名ロゴはTD) 2010年(H.22)1月 パナソニック電工株式会社のグループに加入 2010年(H.22)10月 社名をパナソニック電工タイコーデバイスに変更 2012年(H.24)1月 社名をパナソニックデバイスタイコーに変更 2017年(H.29)4月 パナソニックデバイス帯広株式会社と合併し、新会社 パナソニックスイッチングテクノロジー株式会社となる (タイコーを冠する名前は無くなりました)
引用:マイナビ パナソニックスイッチングテクノロジーズ株式会社 会社概要 より抜粋
さいごに各社の制御盤用リレーを色々見て来ました 大興電機製作所はもともと電話交換機用のリレーが主だったのでしょうね 時代の流れとともにリレー生産の商品も変わっていったようです リレー自体は様々な使い方があるようです この種類のリレーは各社徐々に扱いが無くなっていっていますが まだこの先の未来も残っていくといいなと思っています
とある基盤に採用されている基板用リレー NX 2個のうち1個は経年劣化でふたが取れています 火災報知器に使用されているリレー。RFT-1403、RFT-1404