「東雲」を「しののめ」と読むのはなぜ?意味・例文・類語と共に元塾講師ライターが丁寧にわかりやすく解説!
「東雲」を「しののめ」と読むのはなぜ?意味・例文・類語と共に元塾講師ライターが丁寧にわかりやすく解説!

「東雲」を「しののめ」と読むのはなぜ?意味・例文・類語と共に元塾講師ライターが丁寧にわかりやすく解説!

「東雲」夜が明ける前の、空が徐々に明るくなってきた頃を意味する古語です。夜と朝の間、つまり明け方の空のことを指します。太陽はまだ出てきていませんが、暗闇の中に徐々にかすかな明かりが広がっていく様をイメージしてください。また「雲」の字を含んでいますが、「東雲」には雲の有無は関係ありません。この朝焼けに染まる空の色から、「東雲色」(しののめいろ)という色も存在します。黄色みのあるピンク色で、サーモンピンクに近いというとわかりやすいでしょう。

「とううん」と読む場合の意味は「東の空に浮かぶ雲」となり、「しののめ」とは異なります。表したい内容に読みも合わせるよう気を付けてください。

「東雲」の語源・「しののめ」と読むのはなぜ?

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漢字の「東雲」は東の空を意味する当て字です。では読みの「しののめ」はというと、語源である「篠の目」(しののめ)に由来します。「篠の目」とは、篠竹(しのだけ)という種類の竹を網目状に組んだ明かり取りのこと。日本古来の住居に設置されていました。現代の窓のイメージですね。

明かり取りとはいえ、ここから差す光はそう多くありません。明け方の東の空がうっすらと白んでいく様子を、篠の目から見た光の様子になぞらえて「東雲」=「しののめ」と呼ぶようになりました。