東福寺。草加市神明にある真言宗智山派寺院
東福寺。草加市神明にある真言宗智山派寺院東福寺の縁起と所蔵の文化財等を、新編武蔵風土記稿等からの引用を交えて案内。草加宿を開宿した大川図書が開基、僧賢宥が開山となり1606年に創建、草加宿七福神の毘沙門天
東福寺は、草加宿の祖・大川図書が創建した寺です。正式には「松寿山不動院東福寺」といいます。1606年(慶長11)に大川図書によって創建され、僧賢宥(けんう)が開山したといわれています。本堂は明治年間にわら葺から瓦葺にあり、1993年(平成5)には大規模な改修が行われました。境内の墓地には大川図書の墓があります。山門、本堂外陣欄間、鐘楼は市指定文化財で、「草加八景」の1つでもあります。(境内掲示より)
東福寺所蔵の文化財
- 東福寺本堂内外陣境彫刻欄間(市指定有形文化財)
- 東福寺鐘楼(市指定有形文化財)
- 東福寺山門(市指定有形文化財)
東福寺本堂の内外境には江戸の名工島村円哲作の三枚からなる見事な彫刻欄間がある。 中央は一メートル四センチに一メートル七十三センチもある大きな彫刻で仏教の守護神である竜の構図である。 技法はすぐれ、波頭を蹴る竜は迫力がある。 左右はやや小さく、中国の二十四孝の一部である。象と耕作しているのは大舜である。大舜の親に尽くす孝養に、象きたりて耕作をたすけ、鳥まで草をとりて耕作の助けをしている構図である。 一方ひざまずいて天女をみあげるのは董永である。董永は家まずしくとも、親に孝養の限りをつくし、親の死におよび身を売って葬礼をいとなんだ。 その至誠が天に通じ、天女きたりて、董永の借財をかえしてもあまりある織物を作りあげ、昇天する構図である。 董永・天女ともに別れを惜しむ姿が、いきいきと彫られている。(草加市教育委員会掲示より)