電通の誕生(1)
電通の誕生(1) ・1日あたりどれくらいのニュースが入り、実際に使われるのはどれくらいか ・ヨーロッパ、オーストラリア、南米、日本からの通信所要時間はどれくらいか ・これまでに払ったなかで一番高いニュース代はいくらか ・政府と新聞社の関係、企業と新聞社の関係、新聞の品位、発行部数と販売分布 ・広告スペースと記事スペースの割合……
・1日あたりどれくらいのニュースが入り、実際に使われるのはどれくらいか ・ヨーロッパ、オーストラリア、南米、日本からの通信所要時間はどれくらいか ・これまでに払ったなかで一番高いニュース代はいくらか ・政府と新聞社の関係、企業と新聞社の関係、新聞の品位、発行部数と販売分布 ・広告スペースと記事スペースの割合…… 会談は数時間続き、光永は深夜にホテルに戻りました。そして最後に、通訳を務めた「ニューヨーク新報」の日本人記者にこう訊ねました。 「アメリカ文明の中にいて、日本精神がわかりますか?」
世界中のニュースを集め、それを日本の新聞に販売する。新聞社はその分の経費を、広告によって回収する。しかし、広告を集めるのは大変だから、広告枠を電通に丸投げする。 つまり、電通は、記事と広告の両方を新聞に売って丸儲けという、素晴らしいビジネスモデルを日本で初めて成立させたのです。 逆に言えば、新聞の経営は、完全に電通に支配されていたともいえます。
ロイター通信東京支局○アヴァス:フランス領、南欧、南米など ○ヴォルフ:ドイツ領、北欧、ロシアなど ○ロイター:イギリス領、トルコ、極東(中国、日本)など
○UP ←→電通→各新聞 ○ロイター→国際→東京・大阪の新聞 ○ロイター→国際→帝国→地方新聞
○UP ←→電通→各新聞 ○AP、ロイター←→聯合→各新聞
2014年11月24日<おまけ> 日本最古の英字新聞「ジャパンタイムズ」もまた、日清戦争後、日本の立場を世界に発信するため、創刊されました。中心になったのは、伊藤博文の秘書官だった頭本元貞(ずもともとさだ)で、福沢諭吉、伊藤博文、そして三井、三菱、日本銀行、正金銀行、日本郵船の援助を受けて創刊しました。創刊号の社説には、 《わが帝国臣民と居留外国人が、互いに交際して以来40年経つのに、依然としてまったく知らない者同士のような関係なのは、慨嘆に堪えない。これは治外法権の影響もあるが、それよりも外国人が日本語を理解できないことが大きいだろう。一方、日本人の英語の知識も皮相的だ。こうした事情を知れば、欧米人と日本人の意思疎通を図り、お互いに接近できる「公共機関」が必要だ》
ジャパンタイムズ 1910年1月30日号(御木本、三越、高島屋、三井銀行の広告が) © 探検コム メール