ユッカの挿し木はどうやるの?適した時期からその後のケア方法まで
ユッカの挿し木はどうやるの?適した時期からその後のケア方法まで

ユッカの挿し木はどうやるの?適した時期からその後のケア方法まで

皆さんはユッカという観葉植物を育てたことはありますか?ユッカは別名を「青年の木」といい、インテリア映えすることから大変人気が高く、挿し木で増やす方も多い観葉植物です。そこで、この記事では挿し木でユッカを増やすための方法についてご紹介していきます。

挿し木のメリットは、元の株が良い性質を持ったものであれば、子株も親株の持つ性質を持ったまま育つため、増やしたい方にとってはとても魅力的な方法ですが、実は 初心者の挿し木の成功率は大変低く、初心者向けではありません。 挿し木が成功するとさし床に根がしっかりと張り定着しますが、初心者の方が行うとせっかく植えた挿し穂から根が出て来なかったり、さし床に定着しなかったり、成長が遅れたりなどのトラブルに遭遇することが多々あります。

温度管理・光の管理がとても重要

挿し木は温度管理・光の管理がとても重要 で、発根の最適温度は 25℃ 付近とされており、さし床内部の温度も 30℃以下 が望ましいといわれています。なぜ30℃以下が良いとされているかといえば、30℃~35℃になると病菌が増殖しやすくなるためです。つまり、地温を25℃以上にしないような温度管理が必要になってきます。 また十分な発根が確認できるまでは、直射日光が射さない明るい日陰で管理し、しっかり根が育ち新芽も2~3枚出て来たら鉢上げを行います。新しいポリポットにそれぞれの芽を植えられたら4~5日は明るい日陰に置き、その後徐々に日光に慣らし、元株と同じ環境で育てられるように近づけていくことが大切です。

※水挿し(水差し)は挿し木の一種

水挿し(水差し)は、挿し穂を水で発根させてから土に挿す挿し木方法のこと を指し、正確にいえば「 挿し木 」の一種です。つまり、いきなり土に挿す方法を「 挿し木 」と呼び、水で発根させてから土に挿す方法を「 水挿し (水差し)」と便宜上呼んでいます。とはいえ、メリット・デメリットは各方法により違いがあるため、実際に行う場合はやりやすい方法を選んで行うようにしてください。

植物の成長には欠かせない挿し木

ユッカの挿し木に適した時期

では ユッカの挿し木を行うベストな時期 はいったいいつなのでしょう?ここからは、実際にユッカの挿し木を行うのに必要な知識をご紹介していきたいと思います。 気温が上がった5月〜9月がおすすめ

ユッカの挿し木を行うベストな時期は、ユッカの成長期でもある 5月~9月 です。 特に6月は気温・湿度ともにユッカが発根する条件に適しているため、「 梅雨挿し 」という特別な名前が付けられています。また梅雨の時期は剪定時期とも重なっているためこの時期に剪定を行い、剪定で出た枝を使って挿し木を行うと、ユッカに負担をかけることなく一度に作業を行えます。

ただし、真夏の7月後半〜8月は控えた方が良い

ユッカの挿し木は気温の上がる時期が最も成功率が高いですが、真夏の 7月後半~8月 は控えることをオススメします。 あまりにも暑いこの時期は、乾燥気味で育てるといいといわれているユッカでも体力を弱らせていることが多いため、剪定や挿し木を行うのは避けるようにしてください。

ユッカの挿し木に必要な準備物

それでは ユッカの挿し木を行う際に必要な準備物 について見ていきたいと思います。用意しておくべきものを各項目別にご紹介するので、それぞれのポイントを理解し用意する際の参考にしてくださいね。 剪定はさみ

ユッカの剪定を行う際必ず必要になるものの一つに「 剪定はさみ 」があります。 剪定はさみはユッカの挿し穂を切り落としたり、挿し穂についている葉を切り取ったりするときに使うため、必ず切り口がスパッと切れる切れ味の良いものを選ぶようにしてください。また剪定はさみを使う際は必ず清潔な状態で使うことが大切です。もし殺菌が不十分な場合は、切り口から細菌が入り、元のユッカの元気も奪うことになるため注意が必要です。

鉢 挿し木用土

ユッカを挿し木で増やす場合の用土は、ホームセンター・園芸店などで手に入る「 挿し木用の用土 」でも良い ですし、小粒の赤玉土・鹿沼土・水苔・ピートモスなどを混ぜ合わせた用土を使っても構いません。とはいえ、初めてユッカの挿し木を行う場合は、挿し木用土を使用し成功率をアップさせましょう。

発根促進剤

発根促進剤は挿し木にする枝の切り口に塗り、枝から根がスムーズに生えてくるのを促すための薬剤 です。「 ルートン 」などの発根促進剤を切り口に塗ってから挿し木用の用土に挿すと、そのまま挿し木を行った場合よりも根が出やすくなります。そのため、挿し木用の発根促進剤を使用することで、挿し木の成功率を確実にアップさせられます。

ユッカの挿し木の正しいやり方

ここからは ユッカの挿し木の正しいやり方 について項目別に分かりやすく解説していきたいと思います。正しい方法を知ることで、失敗する可能性をかなり減らせるため、是非理解を深めていってくださいね。 切り取る部位(挿し穂)は5~10センチほどの小枝

ユッカの挿し木を行う時に使う挿し穂は、切り取る部分を必ず 5~10㎝ の小枝にカットする必要があります。 また通常の挿し穂では、挿し木を行う枝に1枚以上葉がついている必要がありますが、ユッカの場合は気にしなくて大丈夫です。ユッカの幹はとても太くなりますが、挿し穂にする部分は必ず小枝を使うように心がけることが大切です。

上級者向けの挿し穂:剪定で出た幹・枝 挿し木の手順

それでは ユッカの挿し木を行う手順 について順を追ってご紹介していきたいと思います。ユッカは大変丈夫で生育が旺盛な観葉植物のため、コツさえマスターすれば順調に大きくできます。では、ユッカの挿し木を成功させるためには、一体どのようなポイントに注意しながら行えば良いのでしょう。

①:切り取った挿し穂から横に広がる葉を取り除く

まず 切り取った挿し穂から横に広がって伸びている葉を取り除きます。 こうしてできた小枝の切り口に殺菌剤をつけるか、火で少しあぶるなどして処理しておくことをオススメします。この作業を行うことで、病害中を防ぐとともに成長を促進させられる効果もあります。

②:挿し穂の切り口に発根促進剤をつける

次に準備が整った 挿し穂の根を出す方の切り口に発根促進剤を塗布します。 発根促進剤の項目で既にご紹介したように、発根促進剤を切り口に塗ることで根付きや成長が良くなるため、忘れずに準備をし塗布するようにしてください。発根促進剤を塗る時に、傷口融合剤をあわせて塗っておくと完璧です。

③:挿し木用土を小さめの鉢に入れ、水で土を湿らせる

ここまで準備が整ったら次は鉢の用意を行います。 挿し木用土を小さめの鉢に入れ、水で土を湿らせておきます。 発根するまでに土が乾燥すると発根しにくくなるため、鉢を用意する際に挿し木用土をまずはしっかり湿らせて下準備をしておくことが大切です。

④:用意した挿し穂を土に挿す

挿し木したユッカ、その後の正しいケア方法は?

挿し木までは無事完了したけれど、 その後の正しいケアの方法 を知っておきたいと思う方も多いと思います。正しいケアを行うことで、挿し木したユッカを順調に育てていくベースになるため、読み進めて理解を深めていってくださいね。

剪定後の切り口には癒合材を塗布する 挿し木後すぐに肥料は与えないこと 直射日光が当たる場所に置かないこと 毎日、観察すると良い

挿し木後に根が発根しない理由

せっかくユッカの挿し木を行い管理をちゃんとしているにも関わらず、根が発根しないこともあります。ここからは、 挿し木後に根が発根しない場合に考えられる理由 について、項目別に見ていきたいと思います。 真冬や真夏に挿し木をしているから 挿し木に向かない土を使用している 古い枝や新芽を挿し木にしている 病気にかかっている ※地植えより、水栽培の方が発根しやすい

ユッカ挿し木をした方の失敗談

ここまで読み進めてユッカの挿し木を行う方法やポイントについて、お分かりいただけたと思います。では次に、 実際にユッカの挿し木を行った方の失敗談 をいくつかご紹介していきたいと思います。是非ユッカの挿し木を行う際の参考にしてくださいね。

私は比較的暖かい地方に住んでおり、 10月半ばならまだ水も冷たくないためユッカの水挿しを行ったのですが、ユッカにとっては既に冷たかったようで水挿しを失敗してしまいました。 やはり発根の適温の20℃~25℃が水中でも維持できる季節に合わせて水挿しを行うべきだったと反省しています。今度は、ユッカの水挿しに適したタイミングを見極めて再度挑戦したいです。

ユッカの挿し木を行うのに葉がついていない茎の部分を、挿し木として赤玉土・鹿沼土・腐葉土をミックスさせた用土に植え、約8か月後植え替えのために鉢から取り出してみると、根は数本生えているものの握るとスカスカで柔らかくなり腐っていました。やはり 挿し木を行う場合、腐葉土などの有機物が混じっていない用土を使い、極力細菌感染を起こさせないようにすることが大切 だと身をもって体験しました。

ユッカの挿し木を行ったのですが、 素焼き鉢を使った上に挿し木の葉が付いたままで挿し木を行ったため、上手く発根しませんでした。 どうやら素焼き鉢は通気性が良く用土が乾燥しやすいため、挿し木鉢には向いていないようです。また挿し木についている葉も取り、葉からの水分蒸発を極限まで抑えなければいけないという挿し木の知識を最近になり知りました。

インテリア用 人気のユッカ・観葉植物

それでは インテリア用として人気の高いユッカ・観葉植物 をご紹介していきましょう。それぞれの特徴を知ったうえで、インテリアとして飾りたい場所にピッタリのユッカ・観葉植物を是非選んでみてくださいね。 ユッカ・エレファンティペス(青年の木) ユッカ・ロストラータ ユッカ・グロリオサ ユッカに見た目がよく似たドラセナ(幸福の木)

【まとめ】ユッカの挿し木はどうやるの?適した時期からその後のケア方法まで

  • ユッカはインテリアにピッタリで、太い茎が特徴的な観葉植物である
  • 挿し木は土に子株を植えて増殖させる方法のことを指す
  • 挿し木は温度管理・日光管理などシビアな部分が多いため、初心者向けではない
  • 水挿しは挿し木の一種である
  • ユッカの挿し木に適した時期は、気温が上がる5月~9月であるが、中でも7月後半から8月は控えるべきである
  • ユッカの挿し木に必要な準備物は「剪定はさみ」「鉢」「挿し木用土」「発根促進剤」である
  • ユッカの挿し穂は5~10㎝の小枝で行う
  • ユッカの挿し木を行った後のケアには4つのポイントがある
  • ユッカの挿し木後に発根しない理由には4つのことが考えられる
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